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美浦トレーニングセンターでのミシェル騎手ⓒSANKEI
美浦トレーニングセンターでのミシェル騎手ⓒSANKEI

世界各国で騎乗経験を積み、2026年にはJRAの短期免許を取得して日本で騎乗しているミカエル・ミシェル騎手。南アフリカでは自身初となるG1制覇を果たし、それが再び日本へとつながる大きな転機にもなった。今回のインタビューでは、世界14か国を渡り歩いてきたキャリア、南アフリカで得た自信、日本競馬への思い、そして凱旋門賞をめぐる率直な考えまで、夫のフレデリック・スパニュさん(本文中ではフレッド)とともに語ってもらった。[5/5ページ]

日本で見つけたお気に入りと今後への思い

表参道、ラーメン、そして抹茶のプロテインラテ

――ここからは少し競馬を離れて、日本での生活についても聞かせてください。今回の滞在で新しく行った場所はありますか?

ミシェル:今年はスカイツリーの周辺によく行きました。これまで行ったことがなかったので、新鮮でした。
浅草は以前から知っていますが、表参道も好きですね。たぶん一番お気に入りかもしれません。

――日本食では何が好きですか?

ミシェル:ラーメンは大好きです。
あとは最近、抹茶のドリンクも好きになりました。

――抹茶がお好きなんですね。

ミシェル:以前は好きじゃなかったんです。でも、あるお店の抹茶のプロテインラテは気に入りました。

――お寿司も食べましたか?

ミシェル:日本に来る前は、寿司が好きではありませんでした。
今は好きです。ただ、寿司を食べるのは日本にいるときだけですね。日本の寿司こそ本物だと思っているので。
私にとって、寿司を食べるのは一つのセレモニーのようなものなんです。
店内は静かで、職人さんが小さなお皿で一つずつ出してくれる。とても落ち着きますし、ショーやセレモニーのように感じます。

――日本語もかなり理解されていますよね。

ミシェル:上手に話せるわけではありませんが、調教では調教師と日本語で話すこともできます。
毎年、日本を離れると日本語を忘れてしまうんです。でもまた日本に来ると、2週間くらいで戻ってきます(笑)。

「大きなレースを勝って、またJRAへ」

――日本での騎乗を終えた後は、どのような予定ですか?

ミシェル:まずフランスへ戻って、南アフリカの就労ビザに関する手続きをする予定です。
その後、南アフリカへ向かって、また騎乗を始める予定です。

――今後の目標を改めて教えてください。

ミシェル:まずは良い馬に乗ること。そして大きなレースを勝つことです。
そのためには馬主さんや調教師との関係を築いて、もっと経験を積まなければいけません。
南アフリカでも大きなレースを勝ちたいですし、また毎年JRAへ戻ってきたいです。

――日本のファンも、またミシェル騎手の姿を見られることを楽しみにしていると思います。

ミシェル:ありがとうございます。
私も日本が大好きですし、またここで騎乗して勝ちたいです。

――本日は貴重なお話、ありがとうございました。

ミシェル&フレッド:ありがとうございました。

世界14か国で騎乗し、それぞれ異なる競馬に向き合ってきたミシェル騎手。その経験から自身の強みとして真っ先に挙げたのが「適応力」だった。
華やかな国際経験の一方で、言葉の端々から伝わってきたのは「信頼関係を築き、良い馬に乗る機会をつかみ、結果を残していく」というシンプルで現実的な姿勢だ。南アフリカでさらなる結果を残し、再びJRAの舞台へ。その挑戦が今後どのようにつながっていくのか、引き続き注目したい。

ミカエル・ミシェル(Mickaelle Michel)プロフィール

1995年7月15日、フランス生まれ。2014年にフランスの騎手免許を取得。世界14か国で騎乗経験を重ね、2026年には南アフリカのG1・デイリーニューズ2000を制し、自身初のG1制覇を果たした。同年には、8月29日から10月12日までのJRA短期騎手免許を取得。世界各国の競馬に触れながら、キャリアを築いている。

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【取材:中川大河】
【編集:競馬チャンネル編集部】
【了】

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