HOME » ニュース » 最新情報 » 【インタビュー】ミカエル・ミシェル騎手「毎年JRAへ戻ってきたい」世界14か国で磨いた“最大の強み”とは? » ページ 3
日本で初勝利を挙げたミシェル騎手(2019年
8月25日)【Getty Images)】
日本で初勝利を挙げたミシェル騎手(2019年8月25日)【Getty Images)】

世界各国で騎乗経験を積み、2026年にはJRAの短期免許を取得して日本で騎乗しているミカエル・ミシェル騎手。南アフリカでは自身初となるG1制覇を果たし、それが再び日本へとつながる大きな転機にもなった。今回のインタビューでは、世界14か国を渡り歩いてきたキャリア、南アフリカで得た自信、日本競馬への思い、そして凱旋門賞をめぐる率直な考えまで、夫のフレデリック・スパニュさん(本文中ではフレッド)とともに語ってもらった。[3/5ページ]

「勝ちたいG1は全部」ミシェル騎手のキャリア観

特定のレースを“夢”にしない理由

――日本にはジャパンカップや有馬記念、日本ダービーなど大きなレースがあります。特に勝ってみたいG1はありますか?

ミシェル:全部です(笑)。
日本のG1は、どのレースも有名ですから。

――例えば「いつかこのレースだけは絶対に勝ちたい」というものはないのでしょうか?

ミシェル:私は昔から、あまりそういうタイプではないんです。
「このレースをどうしても勝ちたい」という考え方は、あまりしてきませんでした。

――なぜでしょうか?

ミシェル:将来、自分がどんな馬に乗るのかは分からないからです。
例えば、すごく良いスプリンターに乗っているのに、ジャパンカップを勝てるような馬との出会いがない状態で、「私の夢はジャパンカップを勝つことです」とは言えないと思うんです。
だから、良い馬に乗って、大きなレースを勝ちたいです。

必要なのは「信頼関係を築くこと」

――今後、JRAでさらに大きなレースを勝つために必要だと感じていることはありますか?

ミシェル:まずは調教師との強い関係を築くことですね。

フレッド:まず馬主さんや調教師から信頼を得て、大きなレースで良い馬に乗る機会を得る必要があります。そのうえで、彼女は自分の仕事をしていくことになります。

――以前はJRAの通年免許にも挑戦されました。今後、再び通年免許を目指す考えはありますか?

ミシェル:可能性はあります。
ただ、今すぐ通年免許に移ることがベストだとは思っていません。
以前試験を受けた時より年齢も重ねましたし、経験も増えました。今はまず、もっと日本の競馬を経験して、調教師や馬主さんとの関係を築くことが必要だと思っています。
もし来年すぐに通年免許で戻ってきても、まだ調教師との関係が十分に強くないかもしれません。
だから、築いて、築いて、築いていく。それが大切だと思っています。

南アフリカで結果を残し、毎年JRAへ

――では、今後しばらくはどのようなキャリアを考えていますか?

ミシェル:今は少し、南アフリカに集中する必要があると思っています。
南アフリカには、チャンピオン級だと思っているすごく良い馬もいます。
そこで大きなレースを勝つことも、私にさらに技術と自信を与えてくれると思っています。

――そのうえで、また日本にも?

ミシェル:はい。
南アフリカで大きなレースを勝って、毎年JRAに戻ってきたいです。
以前なら冬と言っていましたけど、今なら秋ですね。
私はまだ若いですし、JRAで騎乗するための時間はまだあります。

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