HOME » ニュース » 最新情報 » 【インタビュー】ミカエル・ミシェル騎手「毎年JRAへ戻ってきたい」世界14か国で磨いた“最大の強み”とは? » ページ 2
中山競馬場で2連勝を飾ったミシェル騎手と、夫のフレデリック・スパニュ氏(2026年9月13日)
中山競馬場で2連勝を飾ったミシェル騎手と、夫のフレデリック・スパニュ氏(2026年9月13日)

世界各国で騎乗経験を積み、2026年にはJRAの短期免許を取得して日本で騎乗しているミカエル・ミシェル騎手。南アフリカでは自身初となるG1制覇を果たし、それが再び日本へとつながる大きな転機にもなった。今回のインタビューでは、世界14か国を渡り歩いてきたキャリア、南アフリカで得た自信、日本競馬への思い、そして凱旋門賞をめぐる率直な考えまで、夫のフレデリック・スパニュさん(本文中ではフレッド)とともに語ってもらった。[2/5ページ]

JRAで感じた“意外な違い”

今回の短期免許で感じたこと

――今回の来日では、8月29日から騎乗し、9月27日終了時点で2勝を挙げています。先日は新馬戦(中山・ダート1800m)でブルーサンタにも騎乗されました。実際に乗った印象はいかがでしたか?

ミシェル:とても良かったです。まだ少し幼くて、怖がるところもありました。ただ、次はかなり良くなると思います。

――適性についてはどう感じましたか?

ミシェル:ダートでは良い走りをしていましたし、ダートには合うと思います。
ただ、芝については実際に試してみないと分かりません。今の段階では何とも言えませんね。

14か国で初体験だったウッドチップ調教

――今回、JRAで実際に騎乗してみて、来日前に抱いていたイメージとの違いはありましたか?

ミシェル:日本にはこれまでも何度も来ていますし、JRAのこともある程度知っていたので、最初はそこまで大きな驚きはありませんでした。
でも、一つありました。ウッドチップです。

――調教コースですか?

ミシェル:はい。14か国で騎乗してきましたけど、ウッドチップで調教するのは初めてでした。
馬は芝かダートでレースをするのに、調教ではウッドチップを走りますよね。私にとっては少し不思議なんです。
その馬が芝とダートのどちらに向いているのかを、どうやって判断するんだろう、と。
もちろん、まだ私自身が慣れていないだけなので、もっと経験する必要があります。

東京競馬場は「本当に美しい」

――JRAの競馬場で、特に印象に残っている場所はありますか?

ミシェル:東京競馬場ですね。
以前、東京で騎乗した時は、馬の上で「次にいつここで乗れるか分からないから、今を楽しもう」と思っていました。
レース前にファンの声が聞こえてくると、本当にすごいんですよ。
東京競馬場はとても美しいです。コースも素晴らしいし、スタンドも、ファンも素晴らしい。富士山も見えますしね。

――ここ2年ほどは、東京競馬場へレースを見に来ることもあったそうですね。

ミシェル:ジャパンカップを見たり、クリストフ・ルメール騎手を応援したりするために何度も行きました。
友達が東京で勝っている姿を見ると、やっぱり嫉妬します。
私も大勢のファンがいるウイナーズサークルに立ってみたいですし、東京競馬場で勝ちたいです。

――ルメール騎手から日本の競馬についてアドバイスを受けることもありますか?

ミシェル:少しだけですね(笑)。
新潟では内側の馬場が少し悪くなっていたので、「外を通ったほうがいい」と教えてくれました。中山については、小回りなので良いポジションを取ることが大切だとアドバイスしてくれました。
でも、彼には2回も負かされていますから、いい友達じゃないかもしれません(笑)。

日本のファンの知識量に驚き

――日本の競馬ファンについては、どのような印象を持っていますか?

ミシェル:本当に情熱的だと思います。
馬のことも、騎手のことも、調教師のことも、本当によく知っています。全部知っているんじゃないかと思うくらいです。
若いファンも多いですよね。そこもすごく印象的です。

――JRAで実際に騎乗してみて、手応えはいかがですか?

ミシェル:良い馬がいて、良い競馬場があります。
まだ始まったばかりですが、良いスタートを切れていると思います。
これから大きなレースでも、もっと良い馬に乗るチャンスを得られたらうれしいですね。

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