HOME » ニュース » 最新情報 » 【POG 2026-2027】来年のクラシック候補はこの馬!ライター陣イチオシの2歳馬15頭を紹介 » ページ 5
2016年日本ダービーを制した時の川田将雅騎手
2016年日本ダービーを制した時の川田将雅騎手

2026年もいよいよ新馬戦がスタート。先日、日本ダービーが終わったばかりだが、早くも新たな世代によるクラシックへの戦いが始まる。POGファンにとっても待望のシーズン到来だ。そこで今回は『競馬チャンネル』ライター陣によるおすすめの2歳馬を紹介する。昨年はライヒスアドラーやアウダーシアなどがここで推奨された。今年はどの馬が選ばれたのか。それぞれの“イチオシ”を見ていこう。[5/6ページ]

TOMの推し馬

◎ダイワパッションの2024

牡、美浦・中舘英二厩舎)
父マカヒキ、母ダイワパッション(母の父フォーティナイナー)
生年月日:2024年4月25日
性別:牡
毛色:栗毛
父:マカヒキ
母:ダイワパッション
母の父:フォーティナイナー
馬主:角田明子
調教師:中舘英二 (美浦)
生産者:田上徹
近親馬:エポカドーロ(半兄)、キングストンボーイ(半兄)

〇ジキトウライ

(牝、栗東・大久保龍志厩舎)
父キタサンブラック、母グレイトタイミング(母の父Raven’s Pass)
生年月日:2024年4月15日
性別:牝
毛色:鹿毛
父:キタサンブラック
母:グレイトタイミング
母の父:Raven’s Pass
馬主:ゴドルフィン
調教師:大久保龍志 (栗東)
生産者:ダーレー・ジャパン・ファーム
近親馬:ライトオンキュー(半兄)

▲ルヴェラヴェール

(牡、美浦・田中博康厩舎)
父サトノクラウン、母ルヴェルソー(母の父ルーラーシップ)
生年月日:2024年2月26日
性別:牡
毛色:青鹿毛
父:サトノクラウン
母:ルヴェルソー
母の父:ルーラーシップ
馬主:グリーンファーム
調教師:田中博康 (美浦)
生産者:社台ファーム
近親馬:リボンアート(母の母)

 今期のPOGで、一番に推したいのが「ダイワパッションの2024」だ。そう、2018年に皐月賞を制したエポカドーロの半弟にあたる。

 注目すべきは父で、2026年に2歳馬をはじめてターフに送り出す新種牡馬のマカヒキ。2025年のセレクションセールにおいて、新規馬主の角田明子氏が1900万円(税抜)で落札した栗毛の牡馬である。

 決して奇をてらっての指名ではない。きょうだいに皐月賞馬や、南関・大井の重賞ホースがいるというだけの理由でももちろんない。

 詳細は割愛するが、“栗毛”に秘められた配合的妙味を高く評価している。5代以内にインブリードのない配合も魅力のひとつ。健全なアウトブリード配合であることが、この馬の潜在能力を浮き彫りにしていることも付け加えておく。

 父のマカヒキは、並み居る強敵を退けて、第83代日本ダービー馬となった。マカヒキの母系からは、走る馬は軒並みスプリントからマイルまでの距離に偏っている。

 しかし、マカヒキは9歳まで現役生活を送り、ダービーのほか、仏G2のニエル賞と、3歳時の弥生賞、晩年の8歳時には京都大賞典と国内2つのG2を制覇。さらにG1のジャパンC&大阪杯で4着2回ずつなど好走を続けた。

 早期から頭角を現し、歳を重ねても衰えぬ闘志こそがマカヒキの真骨頂。それが確実に伝わっていそうなのが、この「ダイワパッションの2024」である。

 マカヒキの特徴は、父のディープインパクトと、亜G1ヒルベルトレレナ大賞(芝2200m)勝ちの祖母リアルナンバーの良さがうまく融合した馬と捉えている。

 冒頭に言及した毛色の遺伝子論から導き出されたキーポイントは、4代血統表内に唯一存在する栗毛馬フレンチデピュティ。

 我慢強く自身の力を発揮し、粘り強く走る勝負根性に長けるフレンチデピュティ系の特徴は、マカヒキのポテンシャルにそっくりだ。

 希少なマカヒキ産駒の「ダイワパッションの2024」は、個人的観点で若干だがトモの筋肉量に不安が残る。しかし馬体に欠点らしい欠点はなく、全体的なスケール感は満点。自分の目には、逆に芝中長距離の大舞台向きに映ってならない。

 2023年に価格設定が前年から倍額となる1000万円に上がり、自己最多の242頭に種付けした世代のキタサンブラック産駒ジキトウライにも注目したい。同馬がそろそろ牝馬G1を賑わす順番となりそうだ。

 ルヴェラヴェールは、堅実性はないが、初年度にダービー馬を輩出した実績が光るサトノクラウンの息子。母父はルーラーシップと渋いながらも、クラシックディスタンス向きの配合で、高い底力がありそう。着実に名匠への階段を上がっている田中博康厩舎の下で、そろそろ一発大駆けの期待が持てそうだ。

【文:TOM】

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