
2026年もいよいよ新馬戦がスタート。先日、日本ダービーが終わったばかりだが、早くも新たな世代によるクラシックへの戦いが始まる。POGファンにとっても待望のシーズン到来だ。そこで今回は『競馬チャンネル』ライター陣によるおすすめの2歳馬を紹介する。昨年はライヒスアドラーやアウダーシアなどがここで推奨された。今年はどの馬が選ばれたのか。それぞれの“イチオシ”を見ていこう。[2/6ページ]
中西友馬の推し馬
◎ソプラノクイーン
生年月日:2024年2月7日
性別:牝
毛色:鹿毛
父:キズナ
母:エウリディーチェ
母の父:シンボリクリスエス
馬主:G1レーシング
調教師:中舘英二 (美浦)
生産者:追分ファーム
近親馬: ミッキーヌチバナ(母の半兄)
〇エクラオール
生年月日:2024年5月8日
性別:牡
毛色:鹿毛
父:レイデオロ
母:オールスマイル
母の父:エンパイアメーカー
馬主:ノースヒルズ
調教師:橋口慎介 (栗東)
生産者:ノースヒルズ
近親馬:アディアフォーン(母の母)
▲アンサー
生年月日:2024年4月12日
性別:牝
毛色:鹿毛
父:ルーラーシップ
母:ラヴィアンフルール
母の父:ステイゴールド
馬主:石川達絵
調教師:松下武士 (栗東)
生産者:白井牧場
近親馬: ナカヤマナイト(母の兄)
昨年のPOG企画では、エンブロイダリーと同じ父アドマイヤマーズ×母父クロフネという配合のエコールナヴァールを推奨し、ダービー期間までにダートで1勝。
今年は推奨馬が3頭に増えたが、流行りのニックスを積極的に狙っていくスタンスはもちろん継続。ただ、せっかく推奨馬が3頭に増えたので、他の媒体ではあまり注目されていないような馬を積極的に紹介していきたい。
それを踏まえて1頭目の推奨馬は、ソプラノクイーン(牝、父キズナ、美浦・中舘英二厩舎)。父キズナ×母父シンボリクリスエスという組み合わせは、ソングラインやアカイイトというG1馬を輩出している配合。
さらには、今年重賞を制したジューンテイクやアイサンサンとも同じ配合であり、勢いも十分。いずれも芝馬であることは共通しているが、ソングラインやアイサンサンなどのスピードタイプに加えて、アカイイトやジューンテイクなどのスタミナタイプも輩出しているのは特筆すべき点であろう。
さらにもうひとつの傾向として牝馬の活躍が目立つ配合でもあり、同じく牝馬であるこの馬の期待も高まる。すでに入厩済で時計を出し始めており、順調ならば6月中のデビューを予定。
母がダートのスプリント路線を主戦場としていただけに、どちらかというとスピードタイプに成長することが予想される。となると、目指すはもちろん桜花賞となってきそうだ。
2頭目の推奨馬は、エクラオール(牡、父レイデオロ、栗東・橋口慎介厩舎)。父レイデオロ×母父エンパイアメーカーという組み合わせは、今年重賞を制したトロヴァトーレやムルソーと同じ配合。全く違うタイプの2頭を輩出しており、この組み合わせは非常に意外性のあるニックス。
母のオールスマイルはダート1400mで2勝を挙げた馬ではあるが、トロヴァトーレのような切れ味を兼ね備えた産駒も輩出し始めたレイデオロが父となると、どう成長していくかは読み切れない。意外性のあるニックスらしく、芝・ダートどちらでも夢を追うことができそうだ。
3頭目の推奨馬は、アンサー(牝、父ルーラーシップ、栗東・松下武士厩舎)。父ルーラーシップ×母父ステイゴールドと聞くと、少し古い血統なのではないかと思いがちだが、ヘデントールは昨年の天皇賞(春)を制し、ホーエリートも昨年のステイヤーズステークスを勝利した。
分かりやすく芝の長距離適性を示す配合であり、2歳の早い時期からバリバリというタイプではないかもしれない。ただ、父オルフェーヴル×母父ゼンノロブロイという血統のジュウリョクピエロがオークスを制した姿を見た今だからこそ、この血統にオークス制覇の夢を託してみたい。
【文:中西友馬】


