HOME » コラム » 5選 » 【歴代最強マイラー5選】平成・令和を彩った芝1600mの怪物たち…あなたが選ぶNo.1は? » ページ 3
歴代最強マイラー5選ⓒSANKEI
歴代最強マイラー5選ⓒSANKEI

日本競馬の歴史には、マイル戦で圧倒的な強さを見せた名馬が数多く存在する。国内のマイル路線を制圧した馬、海外の強豪を撃破した馬、さらには短距離や中距離でもG1を制した馬など、その活躍は実に多彩だ。今回は、そんな歴代の名マイラーの中から、特に印象的な5頭を紹介する。皆さんが思い浮かべる「最強マイラー」は、この中にいるだろうか。[3/5ページ]

③インディチャンプ

2019年マイルCSを制した時のインディチャンプと池添謙一騎手
2019年マイルCSを制した時のインディチャンプと池添謙一騎手

 今回のような「最強マイラー」というテーマで、真っ先にインディチャンプを挙げた競馬ファンは、なかなかに渋いというか玄人かもしれない。そう思わせるほど、素晴らしい実績を残しながらも、どこか地味な印象があり、その強さが過小評価されがちな一頭だ。

 しかし、同一年の春秋マイルG1制覇を達成した実績は、この中に入っても遜色はない。G1初制覇となった安田記念では、アーモンドアイとダノンプレミアムの2強対決が濃厚と見られていた中で、ゴール前の大接戦を制しての勝利した。

 人気順としては4番人気であったこともあり、大荒れとまでは言えないかもしれないが、国内外のG1・5連勝中だったアーモンドアイを下した衝撃はなかなかのもの。強いレースぶりからも、マイルの新星誕生を予感させる勝利であった。

 そしてその予感が本物だと確信させたのが、同年のマイルチャンピオンシップである。

 主戦の福永祐一騎手が騎乗停止となったため、テン乗りの池添騎手とのコンビ結成となったが、上位人気を集めたダノンプレミアムとダノンキングリーを撃破。モーリス以来4年ぶり、史上7頭目となる同一年の春秋マイルG1制覇を達成した。

 この勝利を最後に、現役引退までG1タイトルからは遠ざかったものの、国内では5歳以降も9戦すべて4着以内という抜群の安定感を誇った。

 そして現役引退後は、種牡馬入り。種牡馬となってからも、初年度産駒のタイセイボーグがチューリップ賞(芝1600m)を勝利して、産駒重賞初制覇。2世代目のレッチュベルクも新潟2歳ステークス(芝1600m)を制して、芝のマイル前後を中心に活躍馬を輩出。

 やはり産駒にも最強マイラーの血は受け継がれており、今後は安田記念やマイルチャンピオンシップでの父仔制覇にも、大きな期待がかかる。

1 2 3 4 5