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道悪の鬼5選ⓒSANKEI
道悪の鬼5選ⓒSANKEI

雨で馬場が悪化すると、多くの馬は走りづらそうな様子を見せる。一方で、そんなドロドロ馬場をものともしない“道悪巧者”も存在する。国内外の重・不良馬場で圧倒的なパフォーマンスを披露し、競馬ファンの記憶に強烈な印象を残した名馬たち。今回は、まさに「道悪の鬼」という名に相応しい5頭を厳選して紹介する。[3/5ページ]

泥だらけでも圧倒…国内外の道悪で崩れ知らず

オルフェーヴル

2011年日本ダービー(写真左ウインバリアシオン、右オルフェーヴル)
2011年日本ダービー(写真左ウインバリアシオン、右オルフェーヴル)

 3歳馬の頂点を決める日本ダービー。ロブチェンが勝利した2026年まで15年連続で良馬場で行われているが、その前年である2011年は雨の降る不良馬場で行われた。

 そしてその年のダービー馬となったのが、史上7頭目のクラシック三冠馬に輝いたオルフェーヴルだった。

 雨の降る中で泥だらけになりながら伸びてくる姿は、非常に印象的であった。永遠のライバルであるウインバリアシオンは最後まで食らいついてきたが、その後ろの3着馬ベルシャザールは、ウインバリアシオンからさらに7馬身離されていた。

 勝利を収めた新馬戦は重馬場であり、この馬を語る上で欠かすことのできない阪神大賞典も稍重の馬場で2着。不良馬場のダービーを含めて、渋った馬場では崩れ知らずであった。

 そしてやはりこの馬と言えば凱旋門賞であり、挑戦した2年連続の2着はともに重馬場での好走。特に一度目の挑戦であった2012年は、勝利をほぼ手中に収めながらのクビ差惜敗に泣いた。

 さらには凱旋門賞だけでなく、2年連続でステップレースに選択したフォワ賞も、1年目が稍重で2年目が重。フォワ賞に関しては2年連続で快勝しており、タフなコンディションへの適性という面では、歴代のクラシック三冠馬の中でも抜きん出ていたのではないだろうか。

 言うまでもなく、良馬場でもかなりの強さを発揮した馬ではあったが、良馬場以外では国内外含めて【4-3-0-0】とパーフェクトな戦績。日本の道悪だけでなく、欧州の道悪でも結果を残している点からも、「道悪の鬼」の名が非常にしっくりとくる名馬である。

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