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【道悪の鬼5選】雨が降るほど強くなる!? 泥んこ馬場で激走した名馬たち

text by 中西友馬
道悪の鬼5選ⓒSANKEI
道悪の鬼5選ⓒSANKEI

雨で馬場が悪化すると、多くの馬は走りづらそうな様子を見せる。一方で、そんなドロドロ馬場をものともしない“道悪巧者”も存在する。国内外の重・不良馬場で圧倒的なパフォーマンスを披露し、競馬ファンの記憶に強烈な印象を残した名馬たち。今回は、まさに「道悪の鬼」という名に相応しい5頭を厳選して紹介する。[1/5ページ]

雨が降ればさらに強い…重賞で何度も衝撃を残した逃げ馬

メイショウタバル

2026年宝塚記念を制したメイショウタバルと武豊騎手
2026年宝塚記念を制したメイショウタバルと武豊騎手

 ピンかパーかという戦績が印象的な馬であるが、基本的に上がりの速い競馬があまり得意ではなく、上がりのかかる競馬で力を発揮するタイプ。父ゴールドシップも全く同じ特徴を持ち合わせており、いかにもこの父の産駒といった印象の馬である。

 デビュー戦こそ重馬場で4着に敗れたが、その後の良馬場以外のレースはいずれも勝利。さらには勝利を収めるだけでなく、いずれも印象的な勝ち方であった。

 まず衝撃的だったのが、重馬場の毎日杯での6馬身差圧勝劇。積極的に先手を奪うと速めのペースで引っ張り、直線では後続を置き去り。毎日杯では5番人気の扱いだったにも関わらず、この勝利によって皐月賞でも4番人気に支持されることとなった。

 続いて稍重の神戸新聞杯では、2番手以下を10馬身ほど引き離す大逃げ。最後は半馬身差まで迫られる形となったが、逃げ切り勝ちを収めた。

 さらには、それぞれ稍重と重馬場で行われた宝塚記念の連覇達成。2025年は7番人気でマークが薄かった部分もあるが、早めに捕まえにきたベラジオオペラを突き離して、3馬身差の快勝。

 2026年は10レースまで良馬場だったにも関わらず、宝塚記念の本馬場入場からバケツをひっくり返したような豪雨。逃げる競馬でなくとも2番手から抜け出して、クロワデュノールを完封した。

 そして2026年の秋始動戦として、今回で12度目の挑戦となる武豊騎手とともに、凱旋門賞に出走予定。本番が道悪となるかは分からないが、この馬の強みを存分に発揮して、欧州勢に一泡吹かせる場面が見てみたいところだ。

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