⑤ベルダムの2025

今年の1歳セールではダノックスの高額落札が大きな話題となったが、代表・野田順弘氏の妻である野田みづき氏も、億超えの高額馬を落札した。その1頭がベルダムの2025である。
父はエフフォーリアで、近親にはジェンティルドンナやジェラルディーナなどの活躍馬がいる、ドナブリーニから連なる牝系に属する1頭だ。
近親のディアナザールが中央オープンクラス、スレイマンが南関東の重賞戦線でそれぞれ存在感を発揮しているように、コンスタントに活躍馬が出ている一族と言えるだろう。
セリのスタートは2500万円と平均的な金額ではあったが、さすがは良血馬というべきか、会場からのコールはやむことがない。そのままぐんぐんセリ額は上昇していき、あっという間に購買額は1億円を突破。最終的には1億2000万円でハンマーが叩かれた。
「高額馬は走らない」という言葉もあるが、それでもこれほどまでに価格が上昇した背景には、この牝系が長年にわたり安定して活躍馬を送り出してきた実績への信頼があったのだろう。
これまで野田みづき氏が落札した馬の中でも、8番目に高い取引額となるベルダムの2025。「億越えホースの『ミッキー』」で初の重賞、そしてGⅠ制覇にその手が届くかどうか、注目したい。
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【文:小早川涼風】
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