③ヤングスターの2025

プリティゴージャスの2025を落札した後も、ダノックスは3億円、2億円クラスの高額馬を次々と落札。そのなかでも、この日の最高額となる4億2,000万円で落札されたのがヤングスターの2025だった。
半兄には神戸新聞杯を制し、2歳時には京都2歳ステークスも勝ったエリキングがいる良血馬。
父はエピファネイアから、昨年の当歳市場で圧倒的な注目を集めた新種牡馬イクイノックスへと替わり、その血統背景への評価は非常に高かった。
こうした要素もあってか、セリ会場でも関係者の間では「ヤングスターの2025はどこまで値が上がるのか」と話題になっていたほどである。
そして、その期待に違わず、1億円スタートのセリ額も関係なしにどんどん値は上がっていく。ここまで述べた2頭のセリ時の熱気もすごかったが、ヤングスターの2025のコールは、それらをはるかに凌駕する。
コールの声が一切止まらないのだ。それは2億円、3億円を突破してもコールは途切れることなく続き、価格が更新されるたびに会場からは大きなどよめきが起こる。そして、4億2000万円でハンマープライス。この時点でダノックスの1歳セールでの購入金額は10億円を突破した。
セリを終え、公式での写真撮影が行われている間も、ヤングスターの2025の前には人だかりができるほど注目度はものすごかった。
果たして、その注目度はそのまま実力となって2年後の府中にその姿を現し、オーナーにとってダノンデサイルに続くダービー2勝目を挙げる存在となるか。その未来に大きな期待が寄せられる。


