
今週末の7月26日(日)、新潟競馬場でG3・関屋記念が行われる。夏の新潟を彩る伝統の一戦だ。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。[3/3ページ]
有力馬の前走評価②
■サンダーストラック
開催日:2026年5月10日
レース:東京・NHKマイルカップ(芝1600m)
着順:7着
好スタートから先行集団を見るようなポジションを確保。直線は外へと持ち出して先頭争いにも加わっていたが、残り150mあたりでその争いからは脱落。最後は0秒6差の7着となった。
初のG1挑戦で、直線半ばまで見せ場十分の走りだったことは確か。ただ、この馬より上位で入線したローベルクランツが、ラジオNIKKEI賞で11着に大敗。
レースレベルが担保されているわけではなく、斤量差があるとはいえ、このレースパフォーマンスで古馬相手にどこまで通用するかは未知数。
■ダノンセンチュリー
開催日:2026年5月2日
レース:東京・京王杯スプリングカップ(芝1400m)
着順:9着
スタート自体は互角で、道中のポジションも想定したものから大きくかけ離れた印象はない、中団やや後ろ。道中は枠順通りに内でジッと我慢して、直線は馬群の外へと持ち出す。
レース運びに大きなロスがあったわけではなかったように見えたが、直線は伸び切れずに9着。
たしかにワールズエンドの逃げ切り勝ちではあったが、2着馬以降は差し込んできていることを考えれば、少し物足りない内容。
ただ、初の1400mで脚が溜まりきらなかった印象で、今回は条件が好転している。
■ランスオブカオス
開催日:2026年4月26日
レース:京都・マイラーズカップ(芝1600m)
着順:11着
大外枠から好位集団の外めへとつけ、前半3F通過は46秒6のスローペース。展開的には向いたように思われたが、直線は前からジリジリと離されてしまっての11着。
着順だけ見れば大敗にも思われる内容も、着差としては勝ち馬からわずか0秒4差。明らかに内が良い高速馬場であったこともあり、同じく8枠だったエルトンバローズやシックスペンスとともに、難しい枠順だったことは間違いない。
同タイムだったエルトンバローズに今回1キロもらいを考えれば、逆転の目も十分。
【了】
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【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。


