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2026年東京新聞杯を制したトロヴァトーレ
2026年東京新聞杯を制したトロヴァトーレ

今週末の5月9日(土)、東京競馬場でG3・エプソムカップが行われる。今後のG1戦線を狙う有力馬が集う、注目の一戦だ。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。[3/3ページ]

有力馬の前走評価②

■サブマリーナ

開催日:2026年3月8日
レース:阪神・大阪城ステークス(芝1800m)
着順:2着
評価:8

 前半1000m通過が57秒8という速い流れで推移する中、この馬は後方馬群を追走。直線は外へと持ち出して前を追ったが、勝ち馬に半馬身及ばずの2着。

 勝ち馬が内で脚を溜めるロスのない競馬だったことを考慮すれば、レース内容としてはほぼ互角。その勝ち馬ドラゴンブーストが次走のマイラーズカップで2着だったことを思えば、この馬の評価は高まる。終い一辺倒な脚質的に展開に左右される面はあるが、末脚の破壊力は重賞でも十分に通用する。

■ジュタ

開催日:2026年4月5日
レース:中山・美浦ステークス(芝2000m)
着順:1着
評価:6

 好位の外めを追走すると、直線でも力強く伸びての差し切り勝ち。叩き2戦目でキッチリと変わり身を見せての鮮やかな勝利であった。11ヶ月ぶりの一戦から中1週で再度の関東遠征。そして結果を残すというのが、いかにも矢作厩舎らしく素晴らしい。

 ただ勝ち時計的には、馬場状態が徐々に回復しているにも関わらず、午前中の未勝利戦と0秒7しか違わないというのは、3勝クラスとしては平凡。重賞でも即通用というレース内容ではなかった。

■トロヴァトーレ

開催日:2026年2月10日
レース:東京・東京新聞杯(芝1600m)
着順:1着
評価:10

 前半3F通過が34秒7という極端に速いとは言えないペースを、中団馬群の真ん中で追走。直線ではウォーターリヒトの内をこじ開けるように進路を確保すると、内から伸びてきたラヴァンダをねじ伏せるようにしての勝利。

 レース上がりは前年より0秒9も速い34秒0であり、切れ者が揃った中、決め手比べで他馬を上回った点は非常に評価できる。今年に入って明らかに覚醒した印象で、前走と同じ東京であれば1ハロン延長も問題はないだろう。

【了】

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【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。

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