
今週末の5月9日(土)、東京競馬場でG3・エプソムカップが行われる。今後のG1戦線を狙う有力馬が集う、注目の一戦だ。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。[2/3ページ]
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有力馬の前走評価①
■カラマティアノス
開催日:2026年3月1日
レース:中山・中山記念(芝1800m)
着順:2着
評価:9
前走から1ハロン距離を詰めたにも関わらず今回も出脚は良好で、すぐに好位のポジションを確保。外から被せられても嫌気をさすこともなく、直線ではエコロヴァルツを追うように進出。内を抜けたレーベンスティールには離されたものの、ゴール前で2番手に浮上しての2着。
56キロは上位の馬と比較すると軽い斤量ではあったが、さらにメンバーレベルが上がった中での連続好走。一時期の不振は完全に脱しており、充実期を迎えている印象を受けた。
■サクラファレル
開催日:2026年2月22日
レース:東京・ジャパンカップ2025年ロンジンワールドベストレース受賞記念(芝2000m)
着順:1着
評価:9
好ダッシュからすんなりと2番手を確保。前半1000mの通過は59秒8という淀みのない流れで進み、馬群の隊列は縦長。直線では残り300mあたりで逃げ馬を交わすと、最後まで脚いろは衰えず、後続の追い上げを交わしての勝利。
5ヶ月ぶりの一戦であったが、そんなことを感じさせないレースぶりで、着差以上に余裕のある勝利。前後に馬のいない2番手のポジションを楽に取りきったキング騎手の巧さも光ったが、決して先行有利とも言えない流れを悠々と押し切った内容は評価できる。


