
今週末の4月18日(土)、中山競馬場でG3・アンタレスステークスが行われる。帝王賞を見据える有力馬が集う注目の一戦だ。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。[2/3ページ]
有力馬の前走評価②
■ジェイパームス
開催日:2026年1月25日
レース:京都・プロキオンステークス(ダ1800m)
着順:7着
評価:6
道中は中団やや後ろあたりを追走。前半1000m通過61秒3という重賞にしては緩めの流れもあって前で運んだ馬での決着となり、東京戦のような末脚は見られず7着に敗れた。
展開が向かず見せ場のない負け方には見えたが、直線では後ろの馬に交わされてからも、最後までジリジリと差は詰めていた。
芝でのレースも含めて全5勝を東京コースで挙げている府中巧者であり、前回も今回も舞台としてはベストではないが、外めをスムーズに回ってくることができるかが鍵となりそう。
■ブライアンセンス
開催日:2026年2月22日
レース:東京・フェブラリーステークス(ダ1600m)
着順:4着
評価:8
中団後ろ寄りのポジションを確保すると、直線では馬群を縫うように伸びてきて、残り200mでは先頭をも窺う勢い。最後は外から伸びてきた人気3頭に交わされる形となったが、後ろを3馬身引き離して大健闘の4着。
近走は東京コースで走っていなかっただけに中距離馬のイメージが強かったが、マイル戦でもスピード負けすることなく、見せ場たっぷりの走り。
岩田望来騎手の好騎乗があったとはいえ、G1の舞台でも十分通用する力を見せた。
■ムルソー
開催日:2026年2月28日
レース:阪神・仁川ステークス(ダ2000m)
着順:2着
評価:10
前半1000m通過が61秒1という、良馬場にしては淀みのない流れの中、道中は2番手を追走。
直線は残り200mで満を持して先頭へと立つも、その直後にいたジューンアヲニヨシがジリジリと差を詰めてくる。ゴール前までよく粘りを見せたが、最後にクビ差交わされての2着。
勝ち馬とは2キロの斤量差があり、こちらは人気を背負っていたことで、正攻法の競馬で勝ちにいったぶんのクビ差。
レース内容としてはかなり強い競馬をしており、勝ちに等しい2着。重賞好走馬相手にこの競馬ができるのであれば、ここでも差はない。


