
11月1日(日)に東京競馬場で行われる天皇賞(秋)(GⅠ・芝2000m)の枠順が確定した。春秋制覇を狙うクロワデュノールは1番、連覇を目指すマスカレードボールは7番。2016年以降の東京芝2000mにおける馬番別成績をもとに、今年の有力馬と枠順の関係を分析する。[2/2ページ]
2016年以降の東京芝2000mデータ分析
馬番別成績
| 馬番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1番 | 51- 41- 41- 306/ 439 | 11.60% | 21.00% | 30.30% | 83 | 64 |
| 2番 | 42- 37- 39- 323/ 441 | 9.50% | 17.90% | 26.80% | 55 | 60 |
| 3番 | 40- 36- 45- 319/ 440 | 9.10% | 17.30% | 27.50% | 83 | 71 |
| 4番 | 44- 36- 38- 322/ 440 | 10.00% | 18.20% | 26.80% | 46 | 56 |
| 5番 | 36- 47- 38- 320/ 441 | 8.20% | 18.80% | 27.40% | 44 | 73 |
| 6番 | 36- 52- 47- 303/ 438 | 8.20% | 20.10% | 30.80% | 49 | 82 |
| 7番 | 38- 31- 40- 327/ 436 | 8.70% | 15.80% | 25.00% | 46 | 76 |
| 8番 | 45- 41- 42- 287/ 415 | 10.80% | 20.70% | 30.80% | 97 | 74 |
| 9番 | 31- 24- 30- 298/ 383 | 8.10% | 14.40% | 22.20% | 55 | 61 |
| 10番 | 18- 31- 20- 261/ 330 | 5.50% | 14.80% | 20.90% | 42 | 54 |
| 11番 | 13- 18- 18- 221/ 270 | 4.80% | 11.50% | 18.10% | 32 | 52 |
| 12番 | 19- 14- 12- 167/ 212 | 9.00% | 15.60% | 21.20% | 124 | 82 |
| 13番 | 12- 15- 12- 129/ 168 | 7.10% | 16.10% | 23.20% | 59 | 78 |
| 14番 | 3- 5- 12- 109/ 129 | 2.30% | 6.20% | 15.50% | 8 | 58 |
| 15番 | 7- 5- 2- 78/ 92 | 7.60% | 13.00% | 15.20% | 94 | 68 |
| 16番 | 4- 6- 4- 50/ 64 | 6.30% | 15.60% | 21.90% | 83 | 63 |
| 17番 | 1- 2- 1- 20/ 24 | 4.20% | 12.50% | 16.70% | 157 | 88 |
| 18番 | 1- 1- 0- 16/ 18 | 5.60% | 11.10% | 11.10% | 31 | 43 |
※集計対象は2016年以降の東京芝2000m。天皇賞(秋)だけでなく、同コースの全競走を含む。
それでは、馬番別成績と今年の出走馬を照らし合わせてみよう。
最初に注目したいのは1番。439戦51勝で勝率11.6%、連対率21.0%、複勝率30.3%。今回の表では勝利数、勝率ともに全馬番トップの数字を残している。
ここに入ったのがクロワデュノールだ。今年は大阪杯と天皇賞(春)を制しており、宝塚記念でも2着。好成績を残す1番を引き当てたことは、春秋天皇賞制覇を目指すうえで注目材料の一つになる。
一方、天皇賞(秋)ならではの傾向で見逃せないのが7番だ。東京芝2000m全体では【38-31-40-327】、勝率8.7%、複勝率25.0%と、ほかの馬番に比べて突出した数字ではない。
しかし、天皇賞(秋)に限れば、2022年から2025年まで7番が4年連続で優勝。イクイノックスが2連覇し、ドウデュース、マスカレードボールへと勝利が続いている。
今年のマスカレードボールも4枠7番。昨年はこの馬番から上がり3ハロン32秒3の末脚を繰り出して優勝した。もちろん過去4年の結果だけで今年も有利と断定はできないが、同じ舞台、同じ馬番で連覇に挑む点は興味深い。
8番も【45-41-42-287】で勝率10.8%、連対率20.7%、複勝率30.8%と優秀。複勝率は6番と並んで全馬番トップとなっている。今年この馬番に入ったのはジュンブロッサム。前走のオクトーバーステークスでは東京芝2000mで3着に入っており、コース実績と馬番のデータを合わせて検討したい。
その6番は【36-52-47-303】で勝率8.2%、連対率20.1%、複勝率30.8%。今年は前走の毎日王冠を制したセイウンハーデスが入った。勝率だけでなく、3着以内に入る確率の高さも評価したいところだ。
また、3番は440戦40勝で勝率9.1%、複勝率27.5%。ここに入ったレガレイラはG1・3勝の実績馬。東京芝2000mのデータだけで適性を判断することはできないが、極端な不振傾向を示す馬番ではない。
12番は勝率9.0%、単勝回収値124と、外寄りの馬番の中では回収面で目を引く。該当するコスモキュランダは前走のオールカマーで11着に敗れており、馬番の傾向と近走の内容は分けて評価したい。
一方、14番は【3-5-12-109】で勝率2.3%、複勝率15.5%と低調。今年はタガノデュードが入った。15番も複勝率15.2%にとどまり、サクラファレルには楽観できない数字となっている。
そして、2024年の日本ダービー馬ダノンデサイルは大外の17番。同馬番は【1-2-1-20】で勝率4.2%、複勝率16.7%。ただし、出走例は24戦に限られ、1番の439戦などと単純比較するのは適切ではない。実績や脚質、展開なども踏まえた判断が必要だ。
東京芝2000mはスタートして間もなくコーナーに向かうため、序盤の位置取りが重要になる。今回のデータでは内から中ほどの馬番に好成績が目立つ一方、外寄りの馬番は出走機会そのものが少ない。馬番だけで有利不利を決めず、各馬の能力や位置取り、長い直線での末脚を総合的に考えたい。
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【了】
(文●競馬チャンネル編集部)



