
無敗でクラシック三冠を達成し、G1通算7勝を挙げたディープインパクト。種牡馬としてもジェンティルドンナやコントレイルなど数々の名馬を送り出し、日本競馬の血統地図の中心に君臨した。では、その偉大な血を未来へと繋ぐのは、どの馬なのか。今回は、ディープインパクトの“衝撃”を受け継ぐ後継種牡馬候補5頭を紹介する。[5/5ページ]
⑤シャフリヤール
※初年度産駒は2026年誕生。早ければ2028年にデビュー予定
最後は、今回紹介する5頭の中で、最も種牡馬としてのキャリアが浅いシャフリヤールだ。
2020年10月にデビューすると、新馬戦を勝利。翌年の共同通信杯ではエフフォーリアの3着に敗れたものの、続く毎日杯では重賞初制覇を飾った。
そして迎えた日本ダービー。皐月賞を無敗で制していたエフフォーリアをゴール寸前で差し切り、大接戦を制してダービー馬の称号を手にした。
4歳となった翌2022年にはドバイシーマクラシックへ挑戦。世界の強豪を相手に勝利し、日本ダービー馬として海外G1タイトルも獲得した。
その後も海外遠征を積極的に続け、BCターフでは2023年、2024年と2年連続3着。2024年のドバイシーマクラシックでも2着に入り、引退レースとなった有馬記念でもレガレイラにハナ差の2着まで迫った。
18戦して4勝。その数字だけを見ると少なく感じるが、日本、ドバイ、英国、米国を転戦し、世界トップクラスを相手に長く活躍した競走馬だった。
2025年から社台スタリオンステーションで種牡馬入り。
しかし、その第二の馬生はいきなり大きな壁にぶつかる。初年度は82頭に種付けを行ったものの、受胎率の問題により、一時は種牡馬引退の方針が示された。
日本ダービー馬であり、全兄に皐月賞と大阪杯を制したアルアインを持つ良血馬だけに、あまりにも早い種牡馬生活の終了を惜しむ声も少なくなかった。
ところが、オフシーズンに改めて種付けを行ったところ、他の種牡馬と遜色ない受胎率が確認されたという。その後の精密検査を経て、翌2026年も供用されることが決定。種牡馬引退の方針は撤回され、種牡馬生活を継続することとなった。そして2026年には、初年度産駒が誕生した。
当然ながら、その産駒が競馬場を走るのはまだ先の話。今回紹介した5頭の中では、種牡馬としての評価を定めるには最も時間が必要な存在である。
それでも、シャフリヤール産駒への期待は小さくない。2026年のセレクトセールでは、唯一上場された産駒「ホートンプレインズの2026」が7200万円で落札された。
日本ダービーとドバイシーマクラシックを制し、世界各地のG1で好走した傑物。そして母ドバイマジェスティ、全兄アルアインという血統背景を考えれば、産駒がどのような走りを見せるのか注目は大きい。
早ければ2028年、その血を受け継ぐ産駒たちが競馬場で躍動する姿を見せてくれる。
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(文●競馬チャンネル編集部)
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