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③ヤンキーローズの2026

ヤンキーローズの2026©Japan Racing Horse Association
ヤンキーローズの2026©Japan Racing Horse Association

 姉に三冠牝馬リバティアイランドを持ち、父は数々の名馬を送り出しているキタサンブラック。まさに純金のような血統のヤンキーローズの2026が、今年のセレクトセール当歳部門で最高落札額を記録した。

 1億円からのスタートだが、躊躇せずにファーストコールが入ると後は高額での駆け引きに突入。2億円でもコールが止む気配はないまま3億、4億と超高額のセリとなり、ハンマーが落ちた時に購買権を得ていたのは(株)エムズレーシング。

 近年のセレクトセールでは毎年、高額馬を購入している同オーナーだが、セリ中、一切引く気配を感じなかったのは、やはり最初からどこまで行っても買い切ると決めていたのだろう。今年もバッチリ狙い通りの馬を購入していった、というところだろうか。

 姉リバティアイランドは、新潟の2歳新馬戦で上がり3ハロン31秒台という圧巻の末脚を繰り出し、一躍世代の主役候補へと名乗りを上げた名牝。

 その気品をどこか受け継いでいるようにも感じたヤンキーローズの2026は牡馬である。もし将来、牡馬三冠を成し遂げるようなことがあれば、日本競馬史上初となる「きょうだいによる牡馬・牝馬三冠完全制覇」という歴史的快挙が実現することになる。

 さらに、父キタサンブラックは現役時代、リバティアイランドの父ドゥラメンテと幾度となく名勝負を繰り広げたライバル同士。ライバルからライバルへ受け継がれる血統もまた、競馬のロマンと言えるだろう。

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【文:小早川涼風】
【了】

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