オカルトデータ研究室! チャンピオンズC編「勝ち馬は隔年で、父、母父ともに国内芝G1勝ち馬」
先週のジャパンカップは、単勝1番人気のドウデュースが勝利。そして2着同着となったのが、果敢にハナを切ったシンエンペラーと、道中動いて途中から先頭に立ったドゥレッツァであった。
前半1000m通過62秒2のスローペースはこの2頭向きのものであったが、それを後方2番手から大外を回って捕らえ切る圧倒的な瞬発力。あれだけ外々の長い距離を走りながら、上がり32秒7という驚異的な走りに、競走馬として完成したドウデュースの姿を見た。あと一戦でターフを去るのは残念ではあるが、豪華メンバーが出走を表明している有馬記念で、最後の走りを目に焼きつけたい。
一方、このコーナーで推奨したスターズオンアースは7着。流れ的には先行勢に向いたとは思うが、やはり久々のぶんなのか反応なく後退。こちらも状態次第で有馬記念に向かうとのことで、巻き返しに期待したい。お祭りのように盛り上がったジャパンカップは終わってしまったが、今週もG1は続いていく。
今週は、砂の王者が決まるチャンピオンズカップ。こちらは、このレースがラストランとなるレモンポップが連覇達成で有終の美を飾れるかに、注目が集まっている。ちなみに昨日更新した別記事では、チャンピオンズCと相関性の高い重賞を調べ、今年の出走メンバーをランキング形式で紹介した。なかなかの力作となっているので、ぜひそちらも併せて見ていただきたい。それでは、こちらは肩の力を抜いて読むことのできる、オカルトデータを紹介していく。
①過去5年の勝ち馬は隔年で、馬名の文字数が奇数
1つ目のオカルトデータは、毎度お馴染みの文字数に関するもの。過去5年の勝ち馬の文字数を順に並べると、偶数→奇数→偶数→奇数→偶数となっている。昨年の勝ち馬がレモンポップのため、順番通りなら、今年は奇数の馬が勝つ番。
今年の出走馬のうち、馬名の文字数が奇数なのは12頭。4頭しか絞れなかったが、連覇を狙うレモンポップはここで脱落となった。
②過去7年の勝ち馬は隔年で、父、母父ともに国内芝G1勝ち馬
2つ目のオカルトデータは、血統に関するもの。過去6年の勝ち馬の血統を見ていくと、昨年はアメリカ産馬のレモンポップ、3年前は父シニスターミニスターのテーオーケインズ、5年前と7年前は父ゴールドアリュールのクリソベリルとゴールドドリームがそれぞれ勝利している。
しかし、2.4.6年前の勝ち馬を見ていくと、2年前の勝ち馬ジュンライトボルトは、父キングカメハメハ、母父スペシャルウィーク。4年前の勝ち馬チュウワウィザードは、父キングカメハメハ、母父デュランダル。6年前の勝ち馬ルヴァンスレーヴは、父シンボリクリスエス、母父ネオユニヴァース。
ざっくり言うと、ダート血統と芝血統が交互に勝利しているということになる。順番通りなら、今年は芝血統の馬が勝つ番。馬名が奇数であった12頭のうち、父、母父ともに国内の芝G1を勝利しているのは、ペプチドナイル、ドゥラエレーデ、ガイアフォースの3頭のみ。一気にゴールが見えてきた。
③過去4年の勝ち馬は隔年で、ノーザンファーム生産馬
最後のオカルトデータは、勝ち馬の生産牧場に関するもの。過去4年の勝ち馬の生産牧場を順に並べると、ノーザン→非ノーザン→ノーザン→非ノーザンとなっている(ノーザン系などは考えないものとする)。順番通りなら、今年は純粋なノーザンファーム生産馬が勝利する番。
2つ目までをクリアした3頭のうち、生産牧場がノーザンファームなのはドゥラエレーデのみ。ついに1頭に絞ることができた。
ということで、今週の推奨馬はドゥラエレーデ。昨年3着の雪辱を果たし、ホープフルS以来、約2年ぶりの勝利を挙げることができるか。それでは今週も、「信じるも信じないもあなた次第」ということで。
【了】
(文●中西友馬)
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