
今週末の10月10日(土)、東京競馬場でG3・サウジアラビアロイヤルカップが行われる。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。最後には、採点の一覧表を掲載する。[2/3ページ]
有力馬の前走評価②
■デミアン
開催日:2026年6月13日
レース:東京・メイクデビュー東京(芝1400m)
着順:1着
二の脚が速く、好位のポジションを難なく確保。直線でも馬群を割って伸びてくる味のある競馬で2番手へと浮上すると、最後は内外離れた逃げ馬との争いをねじ伏せるように制して勝利。
注目のフライトライン産駒の一番星となり、上がり3F33秒6と速い上がりにも対応してみせた。
ただ、2着馬こそ勝ち上がって少頭数の重賞で3着も、6月の新馬戦で2着以降の勝ち上がり1頭は少し寂しく、メンバーレベルに若干の疑問が残る。スタートはあまり速くない。
■ベルウッドディープ
開催日:2026年6月14日
レース:東京・メイクデビュー東京(芝1600m)
着順:1着
好位のインコースでしっかりと折り合うと、直線でも手ごたえに余裕あり。前を行く2頭の間を割って抜け出すと、後ろから追ってきた馬たちを寄せつけずに2馬身半差の快勝。
フィリオソラーレ戦と比較すると勝ち時計は平凡だが、抜けてくる時の速い脚と勝ちっぷりは、こちらのほうが上に見えた。
2着馬以降に勝ち上がりこそいないが、以後2着馬の出走がなく、3着馬は2戦目でアタマ差惜敗ならば、評価を落とす材料にはならない。スタートは速い。


