
香港馬を含む実績馬が集結した今年のセントウルステークス。では、好走につながりやすいのは、どのレースからのローテーションなのか。今回は、過去10年の前走レース別データから、好成績を残している臨戦過程を探っていく。[2/2ページ]
妙味がある臨戦過程は?
むしろ馬券的に面白いのがファストネットワークだ。チェアマンズスプリントプライズ組は【1-1-0-0】で連対率100%を記録している。
わずか2頭なので過信は禁物だが、2018年のファインニードルは同レース4着からセントウルSを制している。
今回のファストネットワークも前走は同じチェアマンズスプリントプライズ4着。偶然の一致とはいえ、なかなか面白いのではないか。
日本初参戦というだけで人気を落とすなら狙い目かもしれない。鞍上も経験豊富なダミアン・レーン騎手なら心配はないだろう。
高松宮記念組は【1-1-0-1】で複勝率66.7%。今年は同レース2着のレッドモンレーヴが出走予定だ。
2016年には高松宮記念を勝ったビッグアーサーが約半年ぶりのセントウルSを逃げ切っており、間隔が空くこと自体を、大きなマイナスと捉える必要はなさそうだ。
反対に同じ中京芝1200mからの転戦で厳しいのがCBC賞組。【0-1-1-16】で複勝率11.1%しかなく、今年はクラスペディア、タマモイカロス、タマモブラックタイ、プロトポロスと該当馬が多い。
この組から狙うなら、過去10年のデータで好走傾向が見られたタマモ勢など、明確な強調材料を持つ馬に絞るのが良さそうだ。
また、千直のアイビスSD組も【0-2-1-10】で勝ち馬はゼロ。今年の勝ち馬ピューロマジック、4着ビッグシーザーは有力候補だが、ピューロマジックはパワーが試される場でどのように立ち回るのかが注目となる。
さらに函館スプリントS組は【0-0-0-6】で、カルプスペルシュにとっては逆風。こちらも信頼度は落ちる。
こうして見ると、人気上位馬を疑うデータはある程度揃っている。2強体制もささやかれる今年のセントウルSだが、もしかするとひと波乱あるかもしれない。
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【文:福本典明】
【了】



