
今週末の8月30日(日)、新潟競馬場でG3・新潟記念が行われる。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。[3/3ページ]
有力馬の前走評価②
■ダノンシーマ
開催日:2026年5月31日
レース:東京・目黒記念(芝2500m)
着順:3着
五分のスタートから、いつも通りに中団後方寄りを追走。進路が狭くなる場面もなく、直線は先行馬群の外へとスムーズに持ち出す。
すぐ前にいたウィクトルウェルスを目標に脚を伸ばして、ゴール前では内を立ち回ったファイアンクランツとの三つ巴の争い。
クビ+ハナ差遅れての3着も、勝ち馬より1.5キロ重いトップハンデを背負っていたことを考えれば、好内容のレースぶり。
エンジンのかかりが遅い点から、直線の長い新潟コースも合いそうなイメージが湧く。
■ドゥレッツァ
開催日:2026年10月5日
レース:京都・京都大賞典(芝2400m)
着順:8着
序盤は中団前あたりの外めを追走。いつでも動いていけるポジションを確保すると、残り1200m地点から前へと浮上。
逃げるサンライズアースに並びかけるところまで上がっていき、直線入り口では一旦先頭の場面も。見せ場はたっぷり作ったが、ラスト100mで脚いろが鈍ってしまっての8着。
結果的に好成績には繋がらなかったが、久々に持ち前の機動力を発揮できた点は評価。ただ今回は距離短縮の一戦で、同じような競馬ができるかは半信半疑。
■ロデオドライブ
開催日:2026年5月10日
レース:東京・NHKマイルカップ(芝1600m)
着順:1着
スタートが悪かったわけではなかったが、外枠だったこともあって後方から。
これまで3戦は好位からの競馬で結果を残していただけに、少し想定外のポジションとなった。それでも直線では馬群の大外へと持ち出され、すぐ前にいたアスクイキゴミとともに伸びる。
前を一気に飲み込むと、ゴール前は2頭によるマッチレース。これをハナ差で制し、3歳マイル王に輝いた。
この馬の強さは当然のことながら、新たな一面を引き出した上で結果も残す、レーン騎手の手綱捌きにも痺れた勝利であった。
【関連記事】
・【新潟記念2026】G1馬は過去20年で0勝…今年こそジンクスは破られるのか?
・【新潟記念2026・馬体診断】有力馬3頭を100点満点で評価!最も状態が良く見えるのは?
・【新潟記念2026・能力分析】実績・適性・騎手を10段階比較! 総合でトップ評価は?
・【新潟記念2026】過去10年データで判明!新潟・芝2000mで狙うべき血統・騎手・厩舎とは?
【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。
【了】


