
G1馬のパンジャタワー、ウインカーネリアンを筆頭に、今年のキーンランドカップには、さまざまなローテーションから臨む実力馬が顔をそろえた。果たして、好走につながる臨戦過程はどのローテーションなのか。今回は、過去10年の前走レース別データをもとに、好成績を収めているローテーションを検証していく。[2/2ページ]
有力馬のローテは?
では、定量戦と変わってから凡走が続いているUHB賞組にスポットを当ててみると、3着以内はおろか掲示板内も2023年のシナモンスティックのみ。
ナムラクララやルシード、ダノンマッキンリーにロードフォアエース、ジョーメッドヴィンにはなかなか厳しいデータとなっている。
ただ一方で、同じ札幌芝1200m戦からの転戦となるTVh賞は昨年のカルプスペルシュの好走例もある。同馬は3連勝から古馬相手に3着と好走していただけに、ほぼ同じような転戦過程である3歳馬のロジケープには好材料とも言えるだろう。
そして、一番気になるのはGⅠレースから転戦してくる馬の成績だろう。
だが、高松宮記念からは【0-0-1-4】、安田記念からは【0-0-0-2】と苦戦している。第1回までさかのぼっても、前者が【0-0-2-5】、後者が【0-1-0-5】とほぼ好走がない以上、ウインカーネリアンやパンジャタワーは、たとえGⅠ馬であっても軸として買いづらいデータである。
ただし例外を見つけるなら、好走した3頭のうち、2014年のマジンプロスパー以外はすでに北海道の短距離重賞で馬券圏内があったこと。そう考えると、前年覇者のパンジャタワーは馬券に組み込んでもいいのではないだろうか。
逆に、ウインカーネリアンにとっては、さらなる追い打ちともなってしまった。本番は連覇を目指すスプリンターズステークスと考えれば、思い切って消すのもアリかもしれない。
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【文:福本典明】
【了】



