
今週末の8月9日(日)、中京競馬場でG3・CBC賞が行われる。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。[3/3ページ]
有力馬の前走評価②
■タマモイカロス
開催日:2026年5月30日
レース:京都・葵ステークス(芝1200m)
着順:3着
五分のスタートながら、序盤のポジションは前から離された後方。3〜4角で加速して前の集団を追うも、4角ではまだ中団後ろの大外。そこから上がり3F最速となる32秒7の脚で追い込んできたが、前も止まらずに3着までとなった。
かなり大味な競馬となったが、通ったコースを考えれば、能力の片鱗は見せたレース内容。ただ、勝ち馬が北九州記念で惨敗し、その他の馬も条件戦で勝ち切れていない点を見ると、レースレベル自体には疑問符がつく。
■ディアナザール
開催日:2026年5月16日
レース:京都・鞍馬ステークス(芝1200m)
着順:3着
かなり激しい先行争いとなったが、最内から先手を奪い切る。ただ、序盤かなり競り合ったように見えたわりには、前半3F通過は33秒1。勝ち時計の1分06秒4を考えれば全く速くはなく、前々での決着となったのは納得。
最後は次走で北九州記念を勝利するフリッカージャブにねじ伏せられて、アンクルクロスにも差し込まれての3着。初の1200mで先手を奪えるスピードを見せた点は大きな収穫だが、ペースを考えれば2着は確保したかったところ。
■レイピア
開催日:2026年6月13日
レース:函館・函館スプリントステークス(芝1200m)
着順:3着
序盤は中団やや前あたりを追走。直線では進路を見つけるのに若干手間取るシーンはあったが、外から伸びてきたエーティーマクフィに併せるように脚を使って3着まで浮上した。
レース内容自体は悪くはなかったが、勝った牝馬56キロのピューロマジックを含め、この馬を除く上位4頭はいずれも実質58キロの馬たち。57キロで1キロ軽かったにも関わらず、後ろから伸びてきたエーティーマクフィに交わされてしまった点は、力負けと言わざるを得ない。
【了】
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【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。


