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2025年有馬記念を制した時のミュージアムマイル
2025年有馬記念を制した時のミュージアムマイル

今週末の6月14日(日)、阪神競馬場でG1・宝塚記念が行われる。上半期のG1シリーズを締めくくる大注目の一戦だ。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。[3/3ページ]

有力馬の前走評価②

■ミュージアムマイル

開催日:2025年12月28日
レース:中山・有馬記念(芝2500m)
着順:1着
評価:10

 多少出脚は鈍かったが、すぐに巻き返して中団ポジションに収まる。前は淀みのないペースで引っ張り、どの位置取りの馬にもチャンスのある展開。

 直線に入っても、まだ中団外めのポジションであったが、レガレイラを外に持ち出させないブロックをしながら鋭く伸びての差し切り勝ち。

 完璧な立ち回りを見せたコスモキュランダや、1列前で運んでいたダノンデサイルをねじ伏せる勝利で、並いる古馬勢をまとめて撃破してみせた。

 究極のヨーイドンとなった天皇賞(秋)に続いて、全く異質のレース展開だった有馬記念でも結果を残し、改めてこの馬の強さを再認識させられた。

■メイショウタバル

開催日:2026年4月5日
レース:阪神・大阪杯(芝2000m)
着順:2着
評価:8

 出負け気味のスタートだったが、楽な感じで主導権を握る。逃げ争いという可能性もあったセイウンハーデスは、控える競馬でも気性の難しさを出さずに折り合い、前半1000mの通過は58秒1。

 もちろん速めの流れではあるが、昨年同様の57秒台を想定していただけに、この時点でこの馬の好走パターンとなっていた。直線に入ったところで作り出していた3馬身のリードを守り続けていたが、残り200mから一気に差が詰まり、最後の最後で交わされての2着。

 ラップを見てもラスト200mで失速しているのは明らかで、最後まで我慢して追い続けた勝ち馬の底力が上回った形。ただ、落鉄があった中でもギリギリまでクロワデュノールを苦しめた内容は、さすがグランプリホースといった走りであった。

■レガレイラ

開催日:2025年12月28日
レース:中山・有馬記念(芝2500m)
着順:4着
評価:7

 スタートもあまり良くなかったが、年齢を重ねて行き脚がつかなくなった印象で、前年とは全く違う後方からの競馬。

 勝ったミュージアムマイルを見る形で運び、3〜4角ではその動きに連れて上がっていってコーナーワークで並びかけるまでは良かったが、外のミュージアムマイルと前にいたダノンデサイルの位置関係から直線は外へと持ち出せず。不完全燃焼の4着に終わった。

 負けて強しの競馬ではあったが、エリザベス女王杯でもそうだったように、今はポジションを取るのが難しくなっている。そうなると、戦法としては惰性をつけたロングスパートが主となってくるため、展開に左右される面は否めない。

【了】

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【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。

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