
今週末の6月14日(日)、阪神競馬場でG1・宝塚記念が行われる。上半期のG1シリーズを締めくくる大注目の一戦だ。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。[2/3ページ]
——————————
有力馬の前走評価①
■クロワデュノール
開催日:2026年5月3日
レース:京都・天皇賞(春)(芝3200m)
着順:1着
評価:9
最初の1000mが59秒9、1000〜2000mが61秒7、2000〜3000mが60秒0で、ラスト1Fが12秒1というラップ構成。序盤はミステリーウェイが後続を少し引き離すような逃げを打ったことでペースは確かに速めではあったが、2番手以降は61秒台といったところ。
高速馬場を考えれば、ミステリーウェイ以外はキツいペースではなかったが、サンライズソレイユが2番手へと浮上してミステリーウェイを突いたことでペースは思ったほど中だるみせず、結果的に先行勢にとっては厳しい展開となった。
そんな中、好位後ろの外めを追走していたこの馬は、直線残り300mあたりで先頭に立っての押し切り勝ち。この馬にも長距離をこなせる適性の下地があったとは思うが、かなり強い内容での勝利であった。
■ダノンデサイル
開催日:2026年4月5日
レース:阪神・大阪杯(芝2000m)
着順:3着
評価:7
テン乗りの坂井瑠星騎手だったこともあり、これまでのレースより前めとなる好位のインコースへと収まる。
当面のライバルであるクロワデュノールの前で競馬ができていたが、ペースアップしたところでポジションを下げてしまい、位置取りが逆転。直線の前半部分でも馬群に揉まれてしまい、スムーズとは言い難いレースとなっての3着。
アドバンテージになると思われたはずの好枠だったが、結果的にはそれがアダとなった部分もある結果。上がり3Fはクロワデュノールと同じ34秒9の脚を使えているだけに、直線前半部分でのスムーズさで差をつけられたことが痛かった。


