
今週末に行われる“競馬の祭典”日本ダービー。世代の頂点を決める大注目の一戦だ。本記事では、開催を目前に控えた、各出走馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から整理し、分析する。各項目は【1〜10】のスコアで評価し、有力馬を一覧表で比較することで、それぞれの強みと不安要素を明確にしていく。[3/3ページ]
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各馬の評価②
パントルナイーフ
前走:6
血統:9
騎手:10
中団後ろに位置していたが、3角で不利があって最後方近くまで下がってしまう。不利がなくても勝ち負けに加わっていたとは思えないが、直線では盛り返す脚も見せていただけに、巻き返しあっても。
血統面は、父がキズナ、母がアールブリュットという血統。母は芝1200m〜1800mで4勝を挙げた馬であり、全兄にパラレルヴィジョン、叔父にメートルダールなど重賞勝ち馬がいる。まさに、キャロットファームゆかりの良血馬というイメージである。
騎手に関しては、前走の皐月賞に引き続き、5度目の騎乗となるルメール騎手の手綱。昨年は140勝を挙げて全国リーディングに輝いており、10点評価となっている。
リアライズシリウス
前走:8
血統:8
騎手:6
内枠だったロブチェンがハナを切ったため、無理はせず2番手を追走。2番手の外というポジションはむしろ願ったり叶ったりに見えたが、ロブチェンとの一騎打ちの末に力尽きての2着。スローペースの中でのレコード決着であり、相手を褒めるしかないか。
血統面は、父がポエティックフレア、母がレッドミラベルという血統。母は芝1800mで勝利を挙げており、叔父にはアルゼンチン共和国杯勝ち馬のルルーシュ。母系は距離が延びてこその血筋である。
騎手に関しては、前走の皐月賞に引き続き、6度目の騎乗となる津村騎手の手綱。昨年は51勝を挙げて全国リーディング20位に輝いており、6点評価となっている。
ロブチェン
前走:10
血統:7
騎手:9
新馬戦以来となる逃げる競馬で、前半1000mの通過は58秒9。超高速馬場を考えれば明らかなスローペースで、直線ではリアライズシリウスとの一騎打ちを差し返す形での逃げ切り勝ち。勝ち時計は1分56秒5のコースレコードであり、後半1000mは57秒6。文句なしのレース内容であった。
血統面は、父がワールドプレミア、母がソングライティングという血統。母は中央未勝利であるが、その母エンバーズソングはカナダ産馬。オールウェザーの重賞で3勝を挙げた実績馬である。
騎手に関しては、前走の皐月賞に引き続き、5度目の騎乗となる松山騎手の手綱。昨年は128勝を挙げて全国リーディング3位に輝いており、9点評価となっている。
【了】
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【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。



