
今週末に行われるG1・NHKマイルC。3歳マイル王を決定する、大注目の一戦だ。本記事では、開催を目前に控えた、各出走馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から整理し、分析する。各項目は【1〜10】のスコアで評価し、有力馬を一覧表で比較することで、それぞれの強みと不安要素を明確にしていく。[3/3ページ]
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各馬の評価②
カヴァレリッツォ
前走:5
血統:8
騎手:6
行った行ったで決着した中、好位追走からズルズル後退しての13着大敗。稽古の動きからも明らかに本調子ではなかったが、距離の限界も感じる敗戦。前走の内容は評価できないが、見直し可能ではある。
血統面は、父がサートゥルナーリア、母がバラーディストという血統。母はダートで3勝を挙げた馬だが、叔父にサトノフラッグ、叔母にサトノレイナスと芝の重賞で活躍した馬のいる母系である。
騎手に関しては、今回が初騎乗となる西村淳也騎手の手綱。昨年は49勝を挙げて全国リーディング21位に輝いており、6点評価となっている。
ダイヤモンドノット
前走:10
血統:7
騎手:9
好位追走から危なげなく抜け出し、3歳初戦を快勝。あまり本番に繋がる印象のないファルコンステークスだが、1400mで行われるようになった2012年以降、史上初めて1分20秒切りの時計をマーク。ケチのつけようがない前哨戦となった。
血統面は、父がブリックスアンドモルタル、母がエンドレスノットという血統。母は芝・ダート問わず短距離戦で4勝を挙げており、半兄ゾンニッヒも芝短距離でOP勝ちを果たしている。
騎手に関しては、前走のファルコンステークスに引き続き、6度目の騎乗となる川田騎手の手綱。昨年は105勝を挙げて全国リーディング6位に輝いており、9点評価となっている。
ロデオドライブ
前走:8
血統:10
騎手:8
道中は好位のインコースを確保。直線では一旦外へと持ち出すも、外に外にヨレていく前の馬を見て進路を内へと切り替える。最後はクビ差まで詰めての2着惜敗。人気を背負っていただけに若干物足りなさは残るが、勝ち馬の悪癖に翻弄された点は、同情の余地あり。
血統面は、父がサートゥルナーリア、母がビバリーヒルズという血統。母は芝1200mで2勝を挙げた短距離馬だが、叔父にはG1馬カンパニーを始めとして、中長距離の重賞馬が3頭もいる。
騎手に関しては、今回が初騎乗となるレーン騎手の手綱。これまでJRA・G1を6勝している実績から、8点評価となっている。
【了】
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【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。


