
今週末の4月26日(日)、京都競馬場でG2・マイラーズカップが行われる。優勝馬に安田記念の優先出走権が与えられる、注目の一戦だ。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。[2/3ページ]
有力馬の前走評価②
■エルトンバローズ
開催日:2026年2月10日
レース:東京・東京新聞杯(芝1600m)
着順:13着
評価:6
スタートがあまり良くなく、想定よりも若干後ろとなる中団前あたりのポジション。直線も内で進路が狭くなる場面はあったが、それだけが敗因とは思えないほどの、13着大敗であった。
有馬記念で2500m戦を使った後のマイル戦であり、さらにはスタートの後手を巻き返すために道中で脚を削られたようなレース。
見ているぶんにはそこまで乗り難しい馬とは思えないが、同じく川田騎手がテン乗りだった昨年の中京記念でも人気を裏切っての大敗。全4勝を挙げている西村淳也騎手での巻き返しに期待がかかる。
■ファーヴェント
開催日:2026年4月4日
レース:中山・ダービー卿チャレンジトロフィー(芝1600m)
着順:3着
評価:10
レース序盤こそ好位につけていたが、徐々にポジションが下がってしまい中団から。直線では外めに出して脚を伸ばすも、内と外から伸びた上位2頭との伸び比べでわずかに遅れての3着。
前半3F46秒8-後半3F46秒6というほぼイーブンペースにしては、前に行った馬に厳しい流れとなったよう。後方待機からハマった形の上位2頭と比較して見劣る内容ではなく、本格化の兆しが感じられる。
■ベラジオボンド
開催日:2026年3月29日
レース:阪神・六甲ステークス(芝1600m)
着順:1着
評価:6
好位の外めにつけて、直線で堂々と抜け出す横綱相撲。先行した2頭が2〜3着に粘り込む流れの中で、着差こそ大きくなかったが、力でねじ伏せた内容が印象的であった。
さらには直線では内外にフラフラする面もあり、まだ若干気難しさを見せる中での勝利。後傾ラップで大きな差がつかないのは仕方ない部分でもあるが、今回は相手が一気に強化されて、胸を借りる立場であることは間違いない。
【了】
【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。
【関連記事】
・【登録馬】マイラーズC
・【登録馬】フローラS
・【皐月賞・敗戦の本質】なぜリアライズシリウスは競り負けたのか?ロブチェンとの死闘(動画あり)


