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秋の女王決定戦が開催!2歳王者レガレイラの復活か、それとも……【今週の注目レース】

text by 中西友馬

Regaleira
第40回ホープフルステークスを制したレガレイラ

 今週の中央競馬は、先週に引き続いて東京・京都・福島の3場で開催される。3歳馬vs古馬の女王決定戦、エリザベス女王杯を含む5鞍の重賞が組まれている。

 10日(日)には、京都競馬場エリザベス女王杯(GⅠ・芝2200m)が行われる。注目は、今年唯一の3歳馬となるレガレイラ(牝3、美浦・木村哲也厩舎)。

 2歳時にG1ホープフルSを制しており、3歳春のクラシックでは果敢に牡馬に挑戦。ダービー5着の実績を残した。秋初戦のローズSで5着となった後は、コース形態的に不向きと見られた秋華賞をパスし、早々とここに照準を合わせてきた。初の古馬勢との対戦となるが、斤量面の恩恵を生かして勝利を狙う。

 その他にも、スタニングローズ(牝5、栗東・高野友和厩舎)やライラック(牝5、美浦・相沢郁厩舎)などの牝馬G1常連組に加え、ホールネス(牝4、栗東・藤原英昭厩舎)やシランケド(牝4、栗東・牧浦充徳厩舎)などの新興勢力も差はなく、馬券的にも面白い一戦となりそうだ。

 同日の福島競馬場では、福島記念(GⅢ・芝2000m)が行われる。注目は、フライライクバード(セン7、栗東・福永祐一厩舎)。3年前のアルゼンチン共和国杯で3着に入るなどの実績馬であったが、前走のケフェウスSでOP初勝利。7歳馬とは思えない充実ぶりで、重賞初制覇に挑む。
 
 その他にも、重賞2.3着のある3歳馬のシリウスコルト(牡3、美浦・宗像義忠厩舎)や、前走強敵相手に僅差の戦いをしたドクタードリトル(牡4、栗東・今野貞一厩舎)なども初の重賞タイトル奪取を狙う。

 9日(土)には、京都競馬場デイリー杯2歳ステークス(GⅡ・芝1600m)が行われる。注目は、東京の新馬戦を勝利したロンドボス(牝2、栗東・藤原英昭厩舎)。

 その初戦は、行き脚がつかず後方からの競馬となるも、直線で馬群の大外へと持ち出されると、上がり最速の脚で差し切り勝ち。視覚的なインパクトは抜群で、ここも勝って2歳女王候補や、来年の牝馬クラシック戦線に名乗りを挙げるか。

 その他にも、今回と同じ京都コースで初戦快勝のロヴィーサ(牝2、栗東・大根田裕之厩舎)や、2戦目で一変したランフォーヴァウ(牝2、栗東・福永祐一厩舎)など、牝馬の有力馬が目立つメンバー構成となりそうだ。

 同日の東京競馬場では、武蔵野ステークス(GⅢ・ダ1600m)が行われる。注目は、今年の根岸S覇者エンペラーワケア(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)。

 前走のエニフSでは59キロを背負いながらも貫禄勝ち。ダートでは8戦6勝2着2回と未だ底を見せておらず、今回マイルをクリアするようなら、ダート界の頂点が見えてくる。

 その他にも、東京コース4戦4勝のコスタノヴァ(牡4、美浦・木村哲也厩舎)や、この舞台で重賞勝ちの実績があるペイシャエス(牡5、美浦・小西一男厩舎)など、好メンバーが顔を揃えた一戦だ。

 また、同日の京都競馬場では、京都ジャンプステークスが行われ、前走の清秋JSをレコード勝ちのスマイルスルー(牡4、栗東・斉藤崇史厩舎)や、障害重賞2勝のアサクサゲンキ(セン9、栗東・音無秀孝厩舎)などが出走を予定している。

【今週の重賞スケジュール】

11/6(水)
道営スプリント(H1・門別)
ハイセイコー記念(SⅠ・大井)

11/7(木)
道営記念(H1・門別)
楠賞(重賞I・園田)

11/8(金)

11/9(土)
武蔵野ステークス(GⅢ・東京)
デイリー杯2歳ステークス(GⅡ・京都)
京都ジャンプステークス(JGⅢ・京都)

11/10(日)
エリザベス女王杯(GⅠ・京都)
福島記念(GⅢ・福島)

【了】