豪華メンバーが競演!古馬中距離王を決める天皇賞(秋)が開催【今週の注目レース】
今週の中央競馬は、東京・京都・新潟開催の4週目。新潟での開催は、今年の最終週となる。先週までの3歳馬によるG1が終わり、今週は古馬の中距離王者を決める天皇賞・秋(3歳上・GⅠ・芝2000m)が行われる。また、その天皇賞(秋)を含む3鞍の重賞が組まれている。
27日(日)には、東京競馬場で天皇賞(秋)(GⅠ・芝2000m)が行われる。
注目は、ドバイシーマC以来、約7ヶ月ぶりの復帰戦となるリバティアイランド(牝4、栗東・中内田充正厩舎)。
昨年の牝馬3冠を獲得し、JCでもイクイノックスの2着に好走した。初の海外遠征となったドバイシーマCでは人気を裏切る3着となったが、ジャスティンパレスやスターズオンアースに先着していることから、決して悲観するものではない。
ドバイシーマC後に、軽度の種子骨靭帯炎を発症しての怪我明けとなるが、稽古の動きは良好で、仕切り直しの一戦となる。
その他にも、宝塚記念6着からの巻き返しを図る、昨年の有馬記念覇者ドウデュース(牡5、栗東・友道康夫厩舎)や、今年の大阪杯を制したベラジオオペラ(牡4、栗東・上村洋行厩舎)など、総勢6頭ものG1ホースが府中に集結する。
まさに秋の中距離王を決める一戦にふさわしい、豪華メンバーの競演となりそうだ。
26日(土)には、京都競馬場でスワンステークス(GⅡ・芝1400m)が行われる。注目は、現在3連勝中と勢いに乗る、3歳牝馬のクランフォード(牝3、栗東・杉山晴紀厩舎)。
千四では5戦4勝2着1回と、ほぼパーフェクトな戦績を誇る。重賞初挑戦となるが、前走の豊明Sではレコード勝ちを収めており、スピードはこの中でも見劣らない。
相手強化で試金石の一戦となるが、ここをあっさり通過するようなら、今後のスプリント・マイル界を席巻する可能性も十分だ。
その他にも、前走のCBC賞で僅差の2着と好走したスズハローム(牡4、栗東・牧田和弥厩舎)や、杉山晴紀厩舎2頭出しとなる重賞馬アグリ(牡5、杉山晴紀厩舎)など、迎え撃つ古馬勢も楽しみなメンバーが揃っている。
同じく26日(土)、東京競馬場でアルテミスステークス(GⅢ・芝1600m)が行われる。注目は、クローバー賞2着のミリオンローズ(牝2、美浦・萩原清厩舎)。
前走は、洋芝が合わない印象を受けながらも2着を確保。その前に勝利した新馬戦は、2,3着馬がともに次走圧勝で勝ち上がったハイレベルな一戦であった。その新馬戦と同じ舞台で、再び能力全開といきたいところ。
その他にも、前走5馬身差の圧勝で勝ち上がったショウナンザナドゥ(牝2、栗東・松下武士厩舎)や、新馬戦を好内容で勝利したブラウンラチェット(牝2、美浦・手塚貴久厩舎)とマイエレメント(牝2、栗東・福永祐一厩舎)など、出世レースに違わぬ素質馬揃いの一戦となりそうだ。
■今週の注目レース
10/23(水)
埼玉新聞栄冠賞(SⅡ・浦和)
10/26(土)
スワンステークス(GⅡ・京都)
アルテミスステークス(GⅢ・東京)
10/27(日)
天皇賞(秋)(GⅠ・東京)