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牝馬三冠最終戦・秋華賞が開催! 秋のGⅠシーズンの幕開けだ【今週の注目レース】

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オークス1着のチェルヴィニア(写真手前)と2着のステレンボッシュ(写真奥)

 今週の中央競馬は、先週と同じく東京京都新潟での3場開催。さらに先月に引き続き、今年3回目の3日間開催が行われる。

 ただし今回は3場開催のため、12日(土)は京都新潟、13日(日)は東京京都、14日(祝)は東京“>東京と新潟でレースが行われるという、変則的な開催となっている。その中で、牝馬三冠最終戦となるG1秋華賞を含む、3つの重賞が組まれている。

 13日(日)には、京都競馬場秋華賞(GⅠ・芝2000m)が行われる。注目はもちろん、桜花賞馬vsオークス馬の対決。

 桜花賞馬ステレンボッシュ(牝3、美浦・国枝栄厩舎)はこれまで6戦3勝で、敗れた3戦もいずれも2着と連対率100%。決して派手な勝ち方はないが、条件問わず安定して力を発揮できる点がセールスポイントとなっている。阪神JF、桜花賞に続く3度目の栗東滞在を敢行し、万全の態勢で挑む。

 対するオークス馬チェルヴィニア(牝3、美浦・木村哲也厩舎)は、これまで5戦3勝。脚部不安明けの桜花賞こそ13着に敗れたが、オークスでは見事に巻き返しての勝利。こちらも1週前に力強い動きを見せており、仕上げに抜かりはない。

 しかし、秋華賞の舞台は京都内回り2000m。過去には実績馬が力を発揮しきれなかった年も数多くあり、もちろん伏兵馬の台頭にも注意を払いたい。

 同日の東京競馬場では、東京ハイジャンプ(J GⅡ・芝3110m)が行われる。
中山GJの2〜4着馬が出走を予定しており、例年どおり豪華なメンバーが集まる模様。年末の中山大障害に向けて、重要な前哨戦となる。

 そして14日(祝)には、東京競馬場府中牝馬ステークス(GⅡ・芝1800m)が行われる。

 注目は、昨年のエリザベス女王杯を制したブレイディヴェーグ(牝4、美浦・宮田敬介厩舎)。そのエリザベス女王杯では、重賞未勝利馬ながら古馬を一蹴。脚部不安によって約11ヶ月ぶりの復帰戦となる点は懸念材料ではあるが、未だ底を見せていないポテンシャルは魅力だ。

 対するは、ヴィクトリアマイルの2.3着馬。フィアスプライド(牝6、美浦・国枝栄厩舎)は、ヴィクトリアマイルで2着。続く安田記念でも、牡馬相手に0秒5差は健闘と言える内容であった。昨年のこのレースで僅差の4着と、千八にも不安はない。
ヴィクトリアマイルで3着だったのは、マスクトディーヴァ(牝4、栗東・辻野泰之厩舎)。1番人気を裏切る形とはなったが、直線スムーズさを欠くレースで、負けて強しの内容。昨年のローズSではブレイディヴェーグに勝利しており、ここも当然有力となる。

 また地方競馬では、14日(祝)にマイルチャンピオンシップ南部杯が行われ、連覇を目指すレモンポップ(牡6、美浦・田中博康厩舎)らが出走を予定している。

■今週の注目レース

10/12(土)
大阪スポーツ杯(OP・京都)

10/13(日)
秋華賞(GⅠ・京都)
東京ハイジャンプ(J GⅡ・東京)

10/14(祝)
府中牝馬ステークス(GⅡ・東京)
マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnⅠ・盛岡)