「こうして私は競馬好きに」。競馬に心を奪われた著名人たちに、競馬との出会いやハマった過程など、じっくり語ってもらうインタビュー企画です。今回ご登場いただくのは、声優・原奈津子さん。オグリキャップのドキュメンタリーで大号泣。そこから「生涯の推し」に…。現在の競馬との関わり方も、たっぷりとお届けします。今回は後編です。

「差せー！」「そのままー！」熱が入るレース観戦

――競馬場に行く時に、一緒に行かれたりする競馬友達はいますか？

実はけっこう多いんですよ。地元の仲良い子にも競馬好きが何人かいるので、地方競馬には友達と一緒に行っていますね。中央競馬には、競馬のお仕事でお世話になっている方々からお誘いいただいて行くことが多いですね。
だから中央競馬は友達とわいわいっていうより、お酒も飲まずに真剣に馬券を買っていますね。逆に地方競馬は、お酒とか飲みながら、その競馬場のレースとか雰囲気を楽しんでいます。時間にも追われてないのでのんびりと過ごしていますね。

――地方競馬のプライベート感と、中央競馬の仕事感との区別は面白いですね。

中央競馬は、3場開催だと10分おきにレースがあるので、お酒を買う余裕も飲む余裕もなくて(笑)。
だから、友達とかと行かずに、黙々と馬券を買ってます(笑)。

――ちなみに声優さんだからこそお聞きしたいのですが、自分が馬券を買ったレースを見る時には声とか出されるんですか？

けっこう出してますね。全然綺麗な声は出てないですけど(笑)。
声優のお仕事の時とはまったく違う声で「差せー！」とか「そのままー！」とかって言ってます(笑)。

――そんな声も聴いてみたいです(笑)。ところで、最近は競馬のお仕事もけっこう増えてきたんじゃないですか？

そうですね。チバテレさんと川崎競馬さんの配信以外にも、高知競馬さんの配信だったり、グリーンチャンネルさんの『プレイバック競馬クラブ』っていう番組のナレーションで呼んでもらうこともありますね。
あとはアニメと関連したお仕事で、ばんえい競馬の帯広競馬場の現地に行って配信するお仕事もあったんですけど、当時はコロナ禍で……。せっかく帯広まで行ったのに、別室からの出演になってしまったんですよ。あれは悔しかったので、いつか生で観戦したいなと思ってます。

――帯広まで行って競馬場に入れなかったのは残念でしたね。

あとはTOKYO MXさんの東京大賞典の特番にも、2回ほど出させていただきましたね。それ以外にも、テレ東さんから「競馬女子会」のような企画に呼んでいただいたりしました。ありがたいことに競馬のお仕事は増えてきていますね。

――声優さんならではのオファーもありますか？

声優だと、『ウマ娘』関連でお仕事のオファーをいただいたことがあります。メインキャストではないんですけど「馬が好きだよね」っていうのが関係者へ伝わったのか、ついに『ウマ娘』に出演させていただきました。
「わ、嬉しい！『ウマ娘』に出られる」ってなりましたね(笑)。

――元々『ウマ娘』に出演したいって公言されていましたよね？

そうなんです。ゲームもずっとプレイしていたので、出演したいとはずっと言っていましたね。『ウマ娘』への愛があったので「この思いよ届け」って感じで願っていたら、ついに届きました(笑)。

――『ウマ娘』は新しい作品とかもどんどん出ているので、さらなる出演の可能性もありますよね？

それこそ、これから私がリアルタイムで見てきた好きな馬たちがどんどんキャラクターになっていく可能性もあるので楽しみです。厩務員さんの役とか、色々可能性のある役はチェックしていて、そういうので出演できたら嬉しいですね。

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