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【現地取材】シュトラウス快挙の舞台裏には…“日本人が知らない”アブダビ競馬場の実態とは

text by 有村限
アブダビ競馬場
アブダビ競馬場

2026年2月7日、JRA所属のシュトラウス(美浦・武井亮厩舎)が、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビに遠征し、リステッド競走「アブダビゴールドカップ」を制した。リステッドながら、本競走の1着賞金60万ドル(約9600万円)と高い水準。かつてのサウジカップなどのように、近い未来に重賞格付けが行われるであろう本レースの勝利は素晴らしい快挙と言えるだろう。今回競馬チャンネル取材班は、そんなアブダビGCの開催された「アブダビ競馬場」へ取材を敢行。今後多くの日本人が訪れることになるであろうアブダビ競馬場の詳細情報をお届けする。[1/3ページ]

アブダビについて

 ドバイなど、複数の首長国によって構成されるUAEの首都であるアブダビ。UAE国内では首都であると同時に、ドバイに次ぐ国内第二の人口を擁する大都市として有名だ。

 ブルジュハリファやドバイモールといった、新興の巨大建築物が数多く並ぶドバイとは異なり、比較的古くから存在する建物や宗教建築物も多い。

 近年では、大理石で覆われた純白の巨大モスク シェイク・ザイード・グランド・モスクや、F1アブダビGPの会場でもあるヤス・マリーナといった施設も建築され、ドバイに負けず劣らずの魅力を見せている。

 なお、本取材の直後に、イランによる周辺諸国への攻撃が実施。アブダビ市内でも複数の爆発が確認されるなど、ドバイ同様に情勢は不安定な状況が続いている。訪問する際は競馬開催の有無、自身の安全を確認した上で訪問していただきたい。

アブダビ競馬場のアクセス

 アブダビ競馬場はその名の通り、UAEの首都アブダビ市内に位置する。競馬ファンにはお馴染みのドバイワールドカップが実施されるドバイからもそこまで遠くないことから、長距離バスも出ているほか(約3時間半)、アブダビの主要空港であるザイード国際空港からも路線バス「A2」線などを利用しすれば、1時間半ほどで訪れることができる。

 ドバイやサウジアラビア・リヤドと異なり、鉄道網が市内中心部にも整備されておらず、アブダビ市内の移動はタクシーか、バスでの移動が基本となる。

 ただ、メイダン競馬場やキングアブドゥルアジーズ競馬場は鉄道駅から極めて遠いが故にアクセスが難しく、これらの競馬場と比較すると、バスと徒歩で現実的にたどり着けるアブダビ競馬場の方が、アクセス面では優れていると言える。

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