比較材料①2着馬につけた着差
ではどうやって順位をつけるか。まず最初は、3冠レースで2着の馬につけた着差で比べてみたい。一般的に、同じ勝利であっても辛勝よりも圧勝のほうが強く感じるものである。
よって、3冠レースのそれぞれのレースで2着馬につけた着差を足したものを並べてみた。
1位 リバティアイランド
3/4+6馬身+1馬身=7馬身3/4
2位 ジェンティルドンナ
1/2+5馬身+ハナ=5馬身1/2+ハナ
3位 アーモンドアイ
1馬身3/4+2馬身+1馬身1/2=5馬身1/4
4位 メジロラモーヌ
1馬身3/4+2馬身1/2+1/2=4馬身3/4
5位 スティルインラブ
1馬身1/2+1馬身1/4+3/4=3馬身1/2
6位 デアリングタクト
1馬身1/2+1/2+1馬身1/4=3馬身1/4
7位 アパパネ
1/2+同着+3/4=1馬身1/4
堂々の1位はリバティアイランド。やはりオークスでつけた6馬身差がものを言っての1位だった。
2位のジェンティルドンナもオークスを5馬身差の勝利している。やはり一番距離の長いオークスは、そのぶん着差もつきやすい。
その点、3位のアーモンドアイは3冠すべてで1馬身半差以上をつけて勝利している。これは7頭の中で唯一の数字となった。
一方で最下位となったアパパネは、やはり同着1着となったオークスで稼げなかったぶんが大きかった。ただ逆に、3冠すべてで1馬身差以内の接戦で負けない勝負強さは光っている。
しかし、やる前から分かっていたことだが、2着馬との着差は世代レベルの影響を多分にうける。また、オークスでつけた着差のウエイトが大きすぎるのも公平さに欠ける。よって判断材料にはなっても、これだけで答えは出せない。