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2015年読売マイラーズCを制したレッドアリオン
2015年読売マイラーズCを制したレッドアリオン

6位 レッドアリオン(2億5,498万5,000円)

性別:牡馬
戦績:40戦7勝 [7-4-3-26]
主な勝ち鞍:15年マイラーズC(G2)

 同じ父の産駒で、重賞2勝のリディルや、重賞6勝を挙げたクラレントなどが兄にいる良血馬のレッドアリオンが、6位にランク入りした。

 ほとんどのレースが芝の1600m戦という生粋のマイラーは、2歳の9月にデビューすると5戦目に初勝利を挙げ、この年に1200万円弱の賞金を獲得。

 3歳時はシンザン記念で5着、続くアーリントンCで3着、条件特別を快勝し迎えたニュージーランドTで2着に入り、優先出走権を得て挑んだNHKマイルCでも0秒3差の4着に入線。この5戦だけで5500万円超を獲得した。秋も4戦を消化したが、年末のリゲルS(OP)の2着が最高着順となった。

 4歳時は1月のニューイヤーS(OP)を幸先よく快勝するも、その後は勝ち切れず、降級した秋に入ってから準オープンの西宮Sを制し、富士S(G3)でも3着に食い込むなど、この年は約5800万円の賞金を加算した。

 5歳時はレッドアリオンにとって充実ぶりを示す年となった。洛陽S(OP)とマイラーズC(G2)を連勝し、8000万円超を上積みすると、真夏に行われた関屋記念(G3)も制し、この年は1億1923万円ほどを稼ぎ出した。

 その後はパタリと勢いが止まり、掲示板内にも入ることはなく13連敗を喫してしまう。だが、3歳前半の奮闘ぶりと、5歳時に重賞2勝を飾った輝きは失われることはないだろう。

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