未来を担う産駒はどの馬?ドゥラメンテ後継種牡馬(3)最も父に似ている…?破竹の5連勝で菊タイトルを獲得

現役時代、圧倒的な強さで春のクラシック二冠を制したドゥラメンテは、骨折により菊花賞への出走が叶わず、三冠の夢は絶たれた。復帰後は3戦すべてで連対を外さない安定感を示したが、靭帯と腱の損傷により現役を引退。種牡馬として産駒が活躍する中、大腸炎で9歳の若さでこの世を去った。今回はその後継候補5頭を紹介する。今回は3頭目。
③ドゥレッツァ
続いて紹介するのは、今回紹介する中で一番父の血を色濃く受け継いでいる言っても過言ではない、ドゥレッツァ。
音楽用語の「激しさ、厳しさ」という意味の馬名がつけられたこの馬は、デビュー戦こそ3着に敗れるも、2戦目から間隔を空けながらも連勝街道を進む。
3歳世代の頂点を決める日本ダービの時点では、まだ1勝クラスを勝っただけの身であったが、古馬相手に2勝クラスと3勝クラスを連勝し、4連勝でクラシック最終戦の菊花賞へと駒を進めた。
皐月賞馬ソールオリエンスやダービー馬タスティエーラなど、春のクラシック戦線を歩んだ馬たちが上位人気を固める中、ドゥレッツァは4番人気。
大外枠からソロっとしたスタートだったが、1周目のスタンド前では鞍上のルメール騎手に導かれて先頭へと立つ。
その後、一度は先頭を明け渡して3番手まで下がるも、残り300mを切ったあたりで再び先頭へと立つと、春の実績馬たちを寄せつけない走りで3馬身半差の快勝を収めた。
未勝利戦から5連勝でのG1初制覇。タイトルホルダーに続くドゥラメンテ産駒2頭目の菊花賞馬となった。
ドゥレッツァはその後、翌年の4歳シーズンは未勝利に終わったが、ジャパンカップでは7番人気の低評価に反発するようにドウデュースの2着同着に好走。
その翌年の5歳シーズンも未勝利に終わっているが、意外性のある馬で人気を落としたときほど怖い馬。6歳馬とはいえまだまだ老け込むキャリアではなく、菊花賞勝利時の輝きを取り戻す瞬間を見たいところだ。
【了】
【著者プロフィール:中西友馬】
1993(平成5)年6月18日、神奈川県横浜市生まれ。大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。
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