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2026年デビュー予定、藤田晋オーナー注目の2歳馬(2)兄の想いを背負いダービー制覇へ…その名は“麻雀の神”!

text by 小早川涼風
2017年天皇賞春を制したキタサンブラック
2017年天皇賞春を制したキタサンブラック

サイバーエージェントの創業者であり、近年は馬主としても注目を集める藤田晋オーナー。フォーエバーヤングによるブリーダーズカップ・クラシック制覇をはじめ、その存在感は競馬界でも着実に高まっている。
また毎年、セリ市での高額取引も話題となり、多くの幼駒を所持していることでも知られている。良血馬も数多く所持しているため、この中に第二のフォーエバーヤングが誕生する可能性も十分にあるだろう。
本記事では、2026年1月5日現在でJRAに馬名登録および預託先が決定している2歳馬の中から、注目の5頭を紹介する。今回は2頭目。

②ジャンゴッド

父:キタサンブラック
母:マーゴットディド
母の父:Exceed And Excel
性別:牡馬
生年月日:2024年2月21日
毛色:鹿毛
調教師:杉山 晴紀(栗東)
生産牧場:ノーザンファーム
取引市場:2024年ノーザンファームミックスセール
馬名の由来:麻雀の神

 2024年、ノーザンファームミックスセールで最高額となる3億1900万円で取引されたのがジャンゴッド。

 彼の3つ上には2024年の皐月賞を制し、日本ダービーでも2着に入ったジャスティンミラノ。父は兄がキズナであったが、ジャンゴッドはキタサンブラックに変わっている。

 とはいえ、キズナの父がディープインパクトで、キタサンブラックの父はその全兄であるブラックタイドということを考えると、3/4は同血。違いがあるとすれば、キタサンブラックの血が入ったことでLyphardのクロスができたことだろう。

 だが、瞬発力に秀でており、心肺機能にも優れていたジャスティンミラノの走りぶりを考えると、このクロスの追加はむしろプラスとなりそうな予感がある。

 スタミナ型のLyphardの血が入ることで持久力も増しそうで、血統的には三冠競走への適性が増したとも捉えられるだろう。長く良い脚を使える産駒が多いことからも、イクイノックスのようなパフォーマンスを見せる存在は十分に考えられる。

 兄ジャスティンミラノは世代の頂点にあと少しで手が届かず、その後屈腱炎を発症して電撃引退となった。その悔しさを晴らすべく、弟が来年、新緑の府中に主役として立つ。そんな未来を想像すると胸が躍ってこないだろうか。

 そしてその背中には、兄の主戦を務めた戸崎騎手がいてくれれば、なお面白い。

【了】
【著者プロフィール:小早川涼風】
祖父、父の影響で幼い頃から競馬に触れ、社会人後ライターに。地方、中央を問わない競馬漬けの日々を送る。初めて好きになった馬はサイレンススズカ。思い出の馬はファストフォース。

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