【阪神JF 調教診断①】有力の一角となるアランカールやアルバンヌの状態は?
text by 中西友馬

12月14日(日)阪神競馬場で、G1・阪神ジュベナイルフィリーズが開催される。このレースは、2歳女王を決定すると同時に、来年の牝馬クラシックを占う大注目の一戦である。この記事では、出走予定馬それぞれの調教内容を詳しくチェックし、状態を5段階で評価。レース本番に向けた仕上がりや注目ポイントを、わかりやすく解説していく。調教診断①
■全頭調教診断①
※以下、馬名は五十音順に記載
アランカール【評価:A】
前走はポリトラックでの最終追いだったが、今回はCWで負荷を強めてきた。古馬を追走しても、手ごたえ十分。
アルバンヌ【評価:B】
早めに栗東入りしたことで若干テンションは上がっていた印象も、動き自体は良好。滞在効果で落ち着きが出れば。
アンヘリータス【評価:C】
直前の坂路は、強く追ったわりに平凡な伸び脚。久々をひと叩きされるも、上昇気配はあまり感じられない。
イヌボウノウタゴエ【評価:C】
内ラチ沿いをぴったり回ってきたわりに、全体時計的には平凡の域を出ない。馬格はあるが、力強さに欠ける走り。
【了】
【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。
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