“相馬眼”金子真人オーナー獲得賞金ランキング【第7位】芝・ダート・母。どの分野でも活躍する超絶万能型
株式会社図研の代表取締役会長・金子真人氏。馬主としても相馬眼を持っていることで知られている。これまで数々の大記録を打ち立て、2025年7月現在、G1級競走で勝利を挙げた所有馬は18頭にのぼる。今回は金子真人名義と金子真人ホールディングス(株)名義で所有してきた競走馬を、獲得賞金のランキング形式で振り返る。今回は第7位。
第7位 トゥザヴィクトリー(6億1664万6900円)
性別:牝馬
戦績:21戦6勝【6-4-4-7】
主な勝ち鞍:エリザベス女王杯(2011年)
第7位にランクインしたのは、オールラウンダーのトゥザヴィクトリー。
牝馬クラシック戦線では有力馬に数えられながら、オークスでウメノファイバーにハナ差敗れるなど無冠。その後もG1タイトルにはなかなか手が届かなかったが、5歳シーズンを迎えてダート初挑戦となったフェブラリーSで3着。
さらには、高いダート適性を見込んで挑戦したドバイワールドカップで2着に健闘。勝ったキャプテンスティーヴには3馬身差をつけられてはいたが、ユートピアがゴドルフィンマイルを制する5年も前に、世界の頂に手をかけていた。
そして帰国初戦となったエリザベス女王杯では、1着から5着までがハナ+ハナ+クビ+クビという大接戦を制して、悲願のG1初制覇。G1タイトルはこの1勝のみながら、芝・ダート兼用の名牝であった。
現役引退後は、金子真人オーナー所有のキングカメハメハとの間に、トゥザグローリー、トゥザワールド、トーセンビクトリーという3頭の重賞ウイナーを輩出。
特にトゥザグローリーとトゥザワールドの牡馬2頭は、良血が買われて種牡馬入り。どちらも現役時代は芝馬であったが、隔世遺伝でトゥザヴィクトリーの血が開花し、ダートもこなす産駒を多く輩出している。
【了】
(文●中西友馬)
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