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アグネスタキオン産駒最強馬は?獲得賞金ランキング【第4位】驚異の荒稼ぎ…!異色の存在感を放った名牝馬

text by TOM

“幻の三冠馬”と呼ばれたアグネスタキオン。大種牡馬サンデーサイレンスの後継として種牡馬入りし、2008年にリーディングサイアーの座を獲得。11歳で早世したものの、G1馬6頭を送り出すなど、種牡馬としても大活躍した。超高速で時代を駆け抜けた名種牡馬の産駒たちの中から、獲得賞金トップ10を紹介する。今回は第4位。

2014年さきたま杯を制したノーザンリバー
2014年さきたま杯を制したノーザンリバー

4位 ノーザンリバー(3億1,687万6,000円)

性別:牡馬
戦績:28戦10勝 [10-4-3-11]
主な勝ち鞍:14、15年さきたま杯(Jpn2)、14年東京盃(Jpn2)

 トップ10内で唯一、ダート戦線で荒稼ぎし、異色の存在感を放ったノーザンリバーが、4位にランク入りした。

 牝系から活躍馬が続出している名繁殖牝馬のソニンクから誕生したノーザンリバーは、2歳の9月にデビューしたが、2戦未勝利でこの年を終えることとなる。ダート戦に転じた3歳1月の未勝利戦で8馬身差をつけ圧勝し初勝利を収めると、続戦となった同条件の昇級戦でも同タイムで駆け抜けて連勝。

 さらに芝のアーリントンCへと進み、メンバー中、上がり最速の脚で差し切って3連勝を果たし、その間に賞金約5200万円を手中に収め、クラシックへ挑戦した。しかし、皐月賞、日本ダービーに出走するも15、17着にそれぞれ大敗。追い打ちをかけるように屈腱炎を患い、長期休養を余儀なくされることとなった。

 5歳の3月に準オープンの身で復帰した後は、芝のレースを1戦走ったが、専ら1200mから1600mのダートばかり、20戦を走り抜いた。G1級では、6歳時に挑んだフェブラリーSでの4着が最高着順で、大仕事をやってのくことはできなかったが、7歳までタフに走り、カペラS(G3)のほか、さきたま杯(Jpn2)連覇、東京盃(Jpn2)優勝などダートグレードレースで5勝を挙げ、ダート戦のみで2億6000万円を超える賞金獲得に成功する大活躍をみせた。

【了】

(文●TOM)

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