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日本競馬史上最高のモテ馬は?歴代種付け頭数ランキング【第5位】勝負強さがピカイチ!黄金世代最強のモテ男

text by 小早川涼風

現役時代は多くの人に感動を与え、種牡馬入りした後は、その血を次代に残す仕事が待っている。競馬界の発展には欠かせない存在である彼らであるが、果たして、歴代で最も多くの種付けを行ったのは、どの種牡馬なのだろうか?今回はそんな疑問にお答えするべく、1993年から2024年までの種付け頭数のデータを集計した。

おそらく、多くの競馬ファンにとっては「サンデーサイレンス」の名がどこに入ってくるか、ということが気になるだろう。しかし、彼は累計1837頭と非常に多くの種付けをこなしてはいるものの、今回のランキングでは残念ながら圏外である。

彼を超える種付け頭数を記録し、TOP10にランクインしたのは果たしてどの馬なのか。じっくりと見ていこう。今回は第5位。

2002年天皇賞(春)を制した時のマンハッタンカフェ
2002年天皇賞(春)を制した時のマンハッタンカフェ

【第5位】マンハッタンカフェ(2365頭)

 2003年に社台スタリオンステーションにスタッドインし、初年度から211頭の繁殖牝馬を集めたマンハッタンカフェ。この年は同期のアグネスタキオンが197頭、ジャングルポケットが111頭の種付け頭数だったことを考えるとかなりの数といっていいだろう。

 その中からメイショウレガーロ、マンハッタンスカイ、ココナッツパンチなど、クラシック路線に乗る馬をしっかり輩出した。

 そして3世代目の産駒からはレッドディザイア、ジョーカプチーノがそれぞれG1を制覇。この活躍によって、2009年のリーディングサイアーに輝いた。

 前年の種牡馬リーディングはアグネスタキオンだったため、2001年のクラシック世代が2年続けて種牡馬界の頂点に輝いたことになる。種牡馬入りして間もない3、4年で種牡馬界のトップとなってしまうあたり、やはりこの世代のポテンシャルは高かったのかもしれない。

 その後もグレープブランデーやヒルノダムール、クイーンズリングなど、大舞台で息長く活躍する馬をターフに送り込んだマンハッタンカフェ。彼は2015年にこの世を去ったが、母の父としてもメイショウハリオやペプチドナイル、タスティエーラといった成長力のある名馬を輩出している。

【了】

(文●小早川涼風)

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