アグネスタキオン産駒最強馬は?獲得賞金ランキング【第7位】ルメールで爆発! G1を制して2億円超の名牝
“幻の三冠馬”と呼ばれたアグネスタキオン。大種牡馬サンデーサイレンスの後継として種牡馬入りし、2008年にリーディングサイアーの座を獲得。11歳で早世したものの、G1馬6頭を送り出すなど、種牡馬としても大活躍した。超高速で時代を駆け抜けた名種牡馬の産駒たちの中から、獲得賞金トップ10を紹介する。今回は第7位。
7位 リトルアマポーラ(2億3,298万2,000円)
性別:牝馬
戦績:22戦5勝 [5-0-1-16]
主な勝ち鞍:08年エリザベス女王杯(G1)
7位にランク入りしたのは、父のアグネスタキオンがリーディングサイアーの座を奪取することになる2008年のエリザベス女王杯で勝利を収めたリトルアマポーラである。
2歳暮れにデビューすると、同馬もまた2連勝を飾って賞金1400万円を手にする。京成杯は4着に敗れるも、続くクイーンCでは中団後方から鋭く伸びて差し切り勝ち。4000万円弱を獲得し、桜花賞へ直行した。
追い込み届かず5着に敗れるも、距離延長と東京コースで持ち味が生きることが期待されて1番人気の支持を集めた。中団からレースを進めたリトルアマポーラだったが、自身の末脚を発揮する場面もそれほどなく、展開が向かなかったことも重なり、0秒5及ばずの7着に終わった。
秋初戦となった秋華賞でも追い込み届かず6着に敗れたが、続くエリザベス女王杯では、短期免許取得で来日していたクリストフ・ルメール騎手の好騎乗により、念願のG1タイトルを手中に収める。
これまでとは一転して道中5番手の先行策から、直線で早めに先頭に立つ競馬で、カワカミプリンセスやベッラレイアら屈強な女傑たちの追撃を許さず、1馬身半差で押し切りV。約9400万円の賞金をゲットし、3歳時のこの年、合計1億4744万円ほどを獲得した。
その後は翌年の愛知杯(G3)を制したほか、5歳時のエリザベス女王杯で4着に好走するなど活躍。7000万円強の賞金を加算して2010年を終えたところで繁殖入りとなった。
【了】
(文●TOM)
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