断トツの結果に驚き!24年“2歳”アーニング・インデックスランク【7位】高速で強烈…! 世界の龍王の血統
今年も次世代の馬たちによる戦いがいよいよ幕を開ける。新種牡馬の産駒や評判馬のデビュー戦が気になるところだが、2歳戦から活躍する種牡馬を知ることも重要だろう。そこで今回は2024年の2歳戦においてアーニングインデックスが高かった種牡馬をランキング形式で紹介し、産駒の傾向や特徴を見ていく。今回は第7位。
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アーニング・インデックス
アーニング・インデックスとは、種牡馬の成績を判定するひとつの目安値である。
「Average Earnings Index」を略して、AEIやEIと記述される。
出走馬1頭あたりの収得賞金の平均値を1.00として、数値が大きくなるほど産駒が多くの賞金を獲得していることを表す。結果は以下の数式で求められる。(今回は2歳戦のみが対象)
(産駒の総獲得賞金÷産駒の出走頭数)÷(出走馬の総獲得賞金÷総出走頭数)
※今回の記事では、出走頭数が30頭以下の種牡馬は対象外。またドゥラメンテは2024年がラストクロップのため、ランキングから除外しています。
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7位 ロードカナロア(1.51)
日本を代表する種牡馬の1頭。クラシックディスタンスを中心に活躍したアーモンドアイを筆頭に、ダートのサウジCを勝ったパンサラッサや、短距離G1の高松宮記念を勝利したファストフォースなど、活躍馬の路線は多岐に渡っている。
産駒の勝ち上がりが集中するのは秋以降なことが多く、特に東京、京都での活躍が目立つ。また、着外に敗れた後の巻き返しが多い古馬とは違い、2歳のうちは一度大敗するとなかなか調子を取り戻しづらい血統でもある。近走の成績には十分注目しておきたい。
現代競馬の馬場にしっかり適応するタイプで、産駒は高速決着に強い馬が多い。そのため、夏の開催では洋芝の北海道より、時計の出やすい新潟での好走が見受けられる。
ダートの方にも目を向けると、母数は少ないものの安定していることがわかる。ただ、芝ダートどちらも、本格的に走り出してくる産駒が多いのはやはり秋以降と考えていいだろう。
【了】
(文●小早川涼風)
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