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重賞馬がまさかの◎ゼロ!? トップは未勝利勝ちのみの2億円ホース【阪神JF 各紙の◎数集計】

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競馬ファンであれば、競馬予想をするうえで信頼するスポーツ新聞や競馬新聞があるものだろう。競馬チャンネルでは、スポーツ新聞6紙、競馬専門誌4紙を購入(6日付け)し、今週8日(日)京都競馬場で開催されるG1阪神ジュベナイルフィリーズの各紙本命(◎)数を集計した。格付けのすんでいない2歳戦において参考にしたい専門家たちの本命は?

馬番 馬名 スポーツ紙 競馬専門紙 合計
1 1 ビップデイジー 4 1 5
1 2 テリオスララ 2 2 4
2 3 ダンツエラン 4 0 4
2 4 ジャルディニエ 2 1 3
3 5 ジューンエオス 0 0 0
3 6 モズナナスター 0 0 0
4 7 ミストレス 3 2 5
4 8 カワキタマナレア 4 0 4
5 9 ショウナンザナドゥ 13 7 20
5 10 ブラウンラチェット 9 9 18
6 11 クリノメイ 1 0 1
6 12 アルマヴェローチェ 4 0 4
7 13 コートアリシアン 1 0 1
7 14 ランフォーヴァウ 0 0 0
7 15 リリーフィールド 1 0 1
8 16 スリールミニョン 1 0 1
8 17 メイデイレディ 2 0 2
8 18 ミーントゥビー 0 0 0

 先週のチャンピオンズカップは、1着レモンポップ(◎数16個)、2着ウィルソンテソーロ(◎数15個)、3着ドゥラエレーデ(◎数1個)と比較的順当の結果で終わった。ただ、昨年のチャンピオンズカップの結果とまったく同じ馬が同じ着順で終わるという非常に稀な結果でもあった。

 今週は、2歳女王決定戦G1阪神ジュベナイルフィリーズが行われる。まだ格付けのすんでいない若駒たちの一戦においては、古馬戦よりも専門家たちの知恵をおかりしたいというもの。では、さっそくチェックしておこう。

 最初にふれておくと、今回の◎数集計は、これまでにない波乱の予想となった。抽選対象だったショウナンザナドゥが20◎でトップになっている。新馬戦2着から未勝利勝ちで臨んだアルテミスS3着のレース内容が評価された。セレクトセールで2億以上の評価を受けた良血馬の逆襲が期待されている。

 一方、そのアルテミスSを快勝したブラウンラチェットは18◎で2位という結果に。紙面上は対抗(〇)に印をつける記者が多かったが、JRAの発表によれば、調教後馬体重マイナス10kgとなっている。輸送を考慮すると、体調面での心配もあるのかもしれない。

 ◎数の集計では、1強もしくは2強になることが多く、今回も2強の様相ではあるのだが、意外なのはデイリー杯2歳Sの勝ち馬ランフォーヴァウの◎数がゼロであるという点だろう。今年のデイリー杯2歳Sは、7頭立てでメンバーレベルも疑問符がつくところではあるが、牡馬相手に上がり最速で勝利した馬が◎数ゼロというのは非常に興味深い結果である。今年開業した福永祐一厩舎の初G1がかかるレースでもあり、単勝オッズではそれなりに人気になりそうだが、記者たちの低評価を覆すことはできるだろうか。

 同じ重賞馬でいえば、ファンタジーS覇者のダンツエランが◎数4個を獲得して全体で5位タイ。アメリカからの刺客メイデイレディは◎数2個を獲得して全体の10位タイとなっている。

 今年の阪神JFは、阪神競馬場工事の影響で34年ぶりとなる京都開催である。京都競馬場は今週で連続10週目の開催で、インコースの芝はかなり傷んでいる。その点をふまえても例年の阪神JFように内枠有利のレースとはならなさそう。単なる2歳戦以上に、相馬眼が求められるレースとなりそうだ。

【了】

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