HOME » コラム » 5選 » 【チャンピオンズC】オッズ・傾向・前走レース&着順など過去5年分のレースをテキストで振り返る

【チャンピオンズC】オッズ・傾向・前走レース&着順など過去5年分のレースをテキストで振り返る

text by 中西友馬

今週1日、中京競馬場で日本におけるダート競走の最高峰『チャンピオンズカップ』が行われる。過去5年のチャンピオンズCでは、クリソベリルの無敗G1制覇やテーオーケインズの圧巻の走り、初挑戦の距離を克服したレモンポップの快挙など、多くの名勝負が繰り広げられてきた。今年の頂上決戦に向けて、この記事では過去5年のレースの勝負のポイントをテキストで振り返っていく。

Chrysoberyl

2019年チャンピオンズカップ

着順 馬名 騎手 タイム オッズ 通過順 前走 前走
着順
1 クリソベリル 川田将雅 1:48.5 4.4 (2番人気) 3-3-4-4 日本テレビ盃(船橋) 1着
2 ゴールドドリーム C.ルメール 1:48.5 3.5 (1番人気) 4-5-4-4 かしわ記念(船橋) 1着
3 インティ 武豊 1:48.7 4.7 (3番人気) 1-1-1-1 みやこS(京都) 15着

 

上位人気馬の結果

人気 オッズ 結果 馬名 騎手 前走 前走
着順
1 3.5 2着 ゴールドドリーム C.ルメール かしわ記念(船橋) 1着
2 4.4 1着 クリソベリル 川田将雅 日本テレビ盃(船橋) 1着
3 4.7 3着 インティ 武豊 みやこS(京都) 15着

 

「G1級勝ち馬の古馬勢4頭に無敗の3歳馬クリソベリルが挑む」

 1番人気は、一昨年のチャンピオンズカップを含むG1級5勝を挙げていたゴールドドリーム。2番人気にデビューから5戦5勝のクリソベリルが続き、3番人気が同年のフェブラリーS覇者インティ。4番人気に同年の帝王賞を制したオメガパフュームが続き、同年のJBCクラシックを制したチュウワウィザードが5番人気となっていた。

 この5頭が単勝3〜6倍台で人気を分けあい、6番人気以下は単勝20倍以上と離されて発走を迎えた。レースは、インティがハナを切り、クリソベリルは好位のインコース。その直後にゴールドドリームがつけ、さらにそれを見る形でチュウワウィザードとオメガパフュームが追走していた。その隊列のまま4角を回って最後の直線へと向かう。

 直線に入っても先頭はインティ。それを目標に、好位馬群を内からさばいたクリソベリルと、外からさばいたゴールドドリームが併せ馬の形で伸びてくる。勢いは外のゴールドドリームに分があるように見えたが、インティを交わしてからグイッと伸びたのはクリソベリル。ゴールドドリームをクビ差抑えてゴールに飛び込んだ。3着には逃げ粘ったインティが入り、そこに迫ったチュウワウィザードが4着。オメガパフュームは6着となった。

 勝ったクリソベリルは、デビューから6戦6勝でG1タイトルを奪取。無敗でのダートG1制覇は、史上初の快挙であった。

1 2 3 4 5