リバティはデータを覆すほどの強さを持っているか?
ここで問題となるのは、今年の出走馬リバティアイランドが条件を満たしているのかどうか。
リバティアイランドは、牝馬3冠達成までは新馬戦を除いて牝馬限定戦に出走。その後ジャパンCでイクイノックスの2着となり、ドバイシーマクラシックで3着。その後、種子骨靭帯炎によって休養を余儀なくされ、今回が約7ヶ月ぶりの実戦となる。
このことから分かるように、牡馬混合戦での勝利は新馬戦のみで、G2以上の勝利はない。よって、天皇賞(秋)の牝馬の好走条件を満たしていないのである。
1番人気濃厚の馬が、勝率0%のデータに当てはまる。穴党の方は俄然、天皇賞(秋)が楽しみになってきたことだろう。笑
ということで、リバティアイランドの取捨選択にフォーカスを当てた今回の考察の結果としては、厳しい戦いになるという結論に至った。リバティアイランドがこのデータを覆すほどの強さを見せることがあれば、もちろん天晴れ。しかし少なくとも私は、勝率0%という数字が出ている以上、リバティアイランド頭の馬券は買わないことにする。
(文●中西友馬)