
今週末の9月6日(日)、阪神競馬場でG2・セントウルステークスが行われる。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。最後には、採点の一覧表を掲載する。[2/3ページ]
有力馬の前走評価②
■フリッカージャブ
開催日:2026年7月5日
レース:小倉・北九州記念(芝1200m)
着順:1着
二の脚の速さが特徴的な馬だが、今回はスタート自体も良かったことにより、馬なりで前へ。内から行く馬がいたため2番手の外へとなるが、スピードの違いで3〜4角中間では早くも先頭。
直線では一度差を詰めてきた2着馬を突き離し、ゴール前で再度迫ってきた追撃も振り切っての勝利。
斤量差を考えれば、一枚も二枚も力が抜けていたと言えるレース内容。さらに重馬場の中で前半3F33秒1というハイペースで先行しても押し切ってしまうのだから、相当に力をつけてきている。
■ママコチャ
開催日:2026年6月24日
レース:浦和・さきたま杯(ダ1400m)
着順:5着
ゲートでガチャガチャして、立ち遅れ気味のスタート。巻き返して中団前あたりのポジションを取り、直線では3着争いにも加わったが最後は遅れ、勝ち馬には離されてしまっての5着。
そもそも前走がダート戦で参考にはしにくいが、テンのスピードに衰えが見られるのは、芝のレースでもダートのレースでも同じ。特に地方馬のいない芝のレースでは今年の高松宮記念がそうだったように、序盤で置かれてポジションが悪くなってしまいそうな点は、気がかりとなってくる。
■レッドモンレーヴ
開催日:2026年3月29日
レース:中京・高松宮記念(芝1200m)
着順:2着
まだ2度目の1200m戦であったが、置かれることはなく、勝ち馬の後ろのポジションを確保。コーナーリングで膨らんでしまった部分は他馬に迷惑をかけただけでなく、自身もロスがあってもったいなかったが、そこから勝ち馬と遜色のない末脚を使っての2着。
ゴール前の争いでは2頭のG1馬を競り落として2着を確保しており、2戦目にしてかなり高いスプリント適性を見せた。当然ながら1分06秒台はフロックで出せる時計ではなく、7歳馬でもまだまだ若々しい走りであった。


