
今週末、札幌競馬場でGⅢ・エルムステークスが開催される。本記事では、開催を目前に控えた、各有力馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から整理し、分析する。各項目は【1〜10】のスコアで評価し、有力馬を一覧表で比較することで、それぞれの強みと不安要素を明確にしていく。[3/3ページ]
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各馬の評価②
テーオーパスワード
実績:5
適性:6
騎手:9
3歳時にはケンタッキーダービー5着があるものの、国内の重賞では⑦⑩着。オープン特別2勝はあるものの、この中に入ると重賞実績で見劣る。
適性面も、オメガギネスと同じく、札幌経験も1700mの経験も皆無。右回り自体は2勝を挙げてこなしているが、未知な部分が多いという意味での6点評価。
騎手に関しては、前走のアハルテケステークスに引き続き、5度目の騎乗となる松山騎手の手綱。今年はここまで79勝を挙げて全国リーディング3位につけており、9点評価となっている。
ナチュラルライズ
実績:10
適性:10
騎手:9
世代限定戦+地方交流という点が評価を難しくしているが、昨年の3歳ダート2冠馬。G1級2勝の実績は、さすがにこの中では最上位評価となる。
適性面も、この舞台で新馬勝ちを果たし、大井1700mの京浜盃で重賞勝ちも収めている。この5頭では唯一、札幌1700mで勝ち鞍がある点からも、もちろん10点評価。
騎手に関しては、前走の帝王賞に引き続き、12度目の騎乗となる横山武史騎手の手綱。今年はここまで72勝を挙げて全国リーディング4位につけており、9点評価となっている。
ルクソールカフェ
実績:8
適性:7
騎手:10
この5頭の中では、唯一となるJRA重賞勝ち馬。非常に濃いメンバーを撃破した昨年の武蔵野ステークス勝ちを評価しての、8点評価。
適性面は、デビューから2戦をこの舞台で走ったものの、新馬戦が4着で未勝利戦が2着。その後の活躍を見れば物足りない内容ではあるが、未経験の馬よりは上位の7点評価となった。
騎手に関しては、前走の安田記念に引き続き、2度目の騎乗となる岩田望来騎手の手綱。今年はここまで87勝を挙げて全国リーディング2位につけており、10点評価となっている。
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【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。
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