
今週末の7月25日(土)、イギリス・アスコット競馬場でG1・キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスが行われる。欧州の中長距離路線における最高峰の一戦だ。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。[2/3ページ]
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有力馬の前走評価①
■アルマカム
開催日:2026年6月17日
レース:英国・プリンスオブウェールズステークス(芝1990m)
着順:4着
8頭立ての少頭数にしては、前の2頭が飛ばす形で縦長の馬群。道中は4〜5番手あたりを追走していたが、直線に入って一気にペースアップしたところで上位3頭から遅れをとっての4着。
正直完敗と言える内容ではあったが、勝ったオンブズマンはもちろんのこと、このレース上位3頭のレベルはかなり高い。
■ベイシティローラー
開催日:2026年6月6日
レース:英国・コロネーションカップ(芝2410m)
着順:1着
道中は6頭立ての2番手を追走。直線ではただ1頭大きく外へと持ち出す衝撃の進路取りで抜け出し、後続をぐんぐんと引き離しての圧勝。
見た目のインパクトとしてはかなり大きかったが、2410mの勝ち時計が2分40秒0という、日本では考えられないような馬場でのレース。7秒近く離れた4着に敗れたカランダガンとは、馬場の巧拙の差は大きかった。
■カランダガン
開催日:2026年7月5日
レース:仏国・サンクルー大賞(芝2400m)
着順:1着
見るからにゆったりと流れる隊列の中で、道中は最後方で悠然と構える。直線に入ると馬群の大外へと持ち出して追撃態勢を整え、1頭また1頭と交わしていく。
残り200mを切ったあたりで先頭に立つも、長く脚を使ったぶん、さすがに2.3着馬に最後まで抵抗された。着差こそわずかだったが、ねじ伏せるような走りで2走前の不発を払拭した。
■ゴリアット
開催日:2026年6月20日
レース:英国・ハードウィックステークス(芝2390m)
着順:3着
G2ながら12頭中6頭がG1馬という豪華なメンバーで、序盤は後方2番手を追走。直線は一気に馬群が凝縮する中で、上手く外へと持ち出して一気に差し切る勢い。
ただ、並びかけてから脚いろが同じになってしまい、最後は3頭の追い比べで遅れての3着。
上がってくる勢いを見てもこの馬の勝ちパターンに見えただけに、6歳を迎えてやはり若干の衰えを感じられるようになってきた気もした。


