
今週末の6月28日(日)、函館競馬場でG3・函館記念が行われる。60年以上の歴史を誇る伝統の重賞として注目を集める一戦だ。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。[2/3ページ]
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有力馬の前走評価①
■イガッチ
開催日:2026年4月26日
レース:京都・センテニアル・パークステークス(芝1800m)
着順:1着
ハナをうかがうような出脚を見せて好位集団につけると、前半1000mの通過は57秒7。
この馬自身も58秒前半の通過に見えたためさすがにオーバーペースかとも思われたが、直線で外へと持ち出すと鋭い伸び。先行勢を捕まえると、追い込んできたネブラディスクを抑えての勝利。
馬場が良かったとはいえ、勝ち時計の1分43秒7はレコードタイム。好位からの横綱相撲で重賞好走馬のネブラディスクを完封した内容は、2キロのハンデ差を考慮しても一定の評価は必要。
■エコロディノス
開催日:2026年4月5日
レース:阪神・大阪杯(芝2000m)
着順:15着
課題のスタートを決めた上に、セイウンハーデスが控えてくれたことで理想的な好位のポジションに収まったように見えたが、3角から明らかに異常をきたしたような走りでズルズルと後退。競走中止こそしなかったものの、大きく離された最後方での入線となった。
失速の原因は、鼻出血でも心房細動でも怪我でもなく、ノド鳴り。その後、喉頭蓋エントラップメント手術によってかなり症状は改善されたようで、今回は仕切り直しの一戦となる。


